YDNとGDNの違いとは?

b011

YDNとGDNは、ディスプレイ広告のサービス名称です。YDNはYahooが提供する「Yahooディスプレイアドネットワーク」の略称、GDNはGoogleが提供する「Googleディスプレイネットワーク」の略称です。

PPC広告や検索連動型広告と呼ばれるリスティング広告が検索エンジンの検索結果のみに掲載されるのに対して、ディスプレイ広告は一般のWebサイトに掲載される広告配信サービスです。パソコンやタブレット、スマートフォンでの閲覧の際に配信され、バナー画像だけでなくテキストで表示されるパターンもあります。

広告サービスとしてはYDNもGDNも同じディスプレイ広告に分類されますが、それぞれ少し異なる部分があります。どちらも併用して運用されることが多いと思いますので、混同されないよう、本記事ではディスプレイ広告のYDNとGDNの違いについてご紹介します。

これからディスプレイ広告(YDN/GDN)を始める方、運用を始めて間もない方は下記の運用マニュアルもぜひ合わせてご覧ください。現場で使えるディスプレイ広告の運用ノウハウをまとめています。

ディスプレイ広告の運用マニュアル

スポンサーリンク
レクタングル(大)

アカウントの違い

YDNとGDNを利用するには、それぞれでアカウントを準備する必要があります。

YDN
(Yahoo)
Yahoo!ビジネスIDを利用
※スポンサードサーチを利用中であれば新規取得は不要
GDN
(Google)
Gmailアドレスを利用

YDNを始めるには「YahooJAPANビジネスID」を取得してYahooプロモーション広告への登録を行っておく必要があります。既にYahooスポンサードサーチ(リスティング広告)を運用されている場合は再取得は不要です。このビジネスIDは個人で利用されているYahooメールアドレスとは異なるIDです。このビジネスIDを取得する際の登録アドレスはYahooメールアドレスでなくても構いません。他社のメールアドレスでもOKです。

Yahoo! JAPANビジネスIDとYahoo! JAPAN IDの違い – Yahoo!ビジネスマネージャーヘルプ

上記のビジネスIDを利用して先にYahooスポンサードサーチを運用されている場合は、広告管理ツール内でYDN用のアカウントを新規作成します。アカウント申請を行ってから承認されて利用できるようになるまで少し日数がかかる場合がありますので、余裕をもって作成しておきましょう。

GDNを始めるには「Gmailアドレス」を取得しておく必要があります。そのアドレスを利用してGoogleアドワーズの登録手続きを行えば、リスティング広告/GDNともに利用が可能になります。

掲載サイトの違い

YDNとGDNでは広告が掲載されるサイトが異なります。サイトによって、どちらか一方とだけ提携している場合と両方とも提携している場合があります。

YDN
(Yahoo)
Yahoo!関連サイトが中心
GDN
(Google)
ポータルサイトやブログが中心

大まかな特徴として、YDNはYahoo!ニュースやYahoo!トラベルなどのYahooグループサイト、GDNはポータルサイトやブログで多く掲載されています。

このように提携サイトの違いがありますので、ディスプレイ広告を利用する場合は幅広いユーザーに広告を配信できるようにYDNとGDNを併用することが一般的です。両方を利用しながらターゲットユーザーがYahooとGoogleで偏りがある場合は、予算配分を調整して配信します。

【関連記事】YDNとGDNが掲載されるサイトを知っておこう

デバイス別配信の違い

バナー画像や広告ランディングページをPCとスマートフォンで別々に準備されることも多いと思います。その際に配信先を「PC用」「スマートフォン用」と指定することでデバイス別に配信できますが、その設定できる階層がYDNとGDNで異なります。

YDN
(Yahoo)
「広告グループ」でデバイス配信の設定
GDN
(Google)
「広告」毎にデバイス配信の設定

YDNではデバイス別の配信を「広告グループ」階層で設定するのに対して、GDNでは「広告」階層で設定します。最終的な結果は同じですので支障はありません。ただ、広告グループと広告の組み合わせはそれぞれで異なる形になります。

【関連記事】リスティング広告をスマートフォンに配信する

配信オプションの違い

リスティング広告を運用されている方はご存知かもしれませんが、一般的にはPPC広告(リスティング広告/ディスプレイ広告)の配信方法はオプション機能で配信頻度や時間帯、曜日を調整できるイメージがありますね。

YDN
(Yahoo)
すべての広告を均等に配信
GDN
(Google)
「早い時間に集約」や「1日の間で均等に配信」などの配信オプションあり

YDNにはそういった配信オプションが用意されていないため、基本的にはすべて均等に配信します。複数の広告をABテストを実施する目的で登録していると、しばらくランダムで表示された後、広告の品質が高い(クリック率などの指標が良い)の広告に偏って配信されるようになります。これはYDNのシステムが自動的に判断していきます。

GDNではリスティング広告と同じように「早い時間に集約」や「1日の間で均等に配信」などの配信方法を設定できます。表示方法についても「最適化して配信」や「均等に配信(90日間は設定が優先される)」が設定できるため、複数の広告を登録しておくと手動でABテストを実施することができます。

バナーサイズの違い

YDNとGDNではサポートされているバナーサイズが異なります。また、アニメーションGIFやFlashファイルなど動的画像の使用可否も異なります。

YDN
(Yahoo)
全7種類
GDN
(Google)
YDNの全7種類+GDN独自のサイズが利用可能

現時点では、YDNで利用できる全てのバナーサイズはGDNでも利用可能となっています。GDNではYDNバナーサイズのラインナップに加えて、さらに多くのバナーサイズが設定できるようになっています。

【関連記事】ディスプレイ広告の画像サイズについて

YDNで利用できるバナーサイズはほとんどが汎用的なサイズです。この中で最も汎用的だと言われているのは、ヨコ300×タテ250の「レクタングル」というバナーで、PCサイトとスマホサイトの両方でサポートされていますので需要が非常に高いサイズとなっています。

こういった観点から最初に作成するバナーサイズは、YDNでサポートしているサイズを基準にされると良いと思います。スマートフォン向けのバナー作成に関しても同じことが言えます。ポータルサイトやブログサイトはYDNで利用できるバナーサイズで作成しておけば、ほとんどがカバーできます。

[参考] バナー画像の審査にかかる日数について

ディスプレイ広告で掲載するバナー画像は、作成後、YDNとGDNともに審査があります。ガイドラインに抵触する記載がされていないかどうかYahooやGoogleによってチェックされ、問題がなければ掲載が始まります。

これまでの経験上、バナー画像の審査にかかる日数についてはGDNのほうがYDNより早めに回答をもらえる(通過する)傾向があります。GDNは早ければ当日~翌日、YDNは早くても翌日以降の通過となるケースが多いため、YDNとGDNのどちらにもバナー画像の審査をかけるのであれば、YDNから先に通すのも効率的に時間を使う工夫になるかもしれません。(必ず早いというわけではありませんが私はこの順序で作成しています)

キーワードの違い

ディスプレイ広告には「ターゲティング」という配信方法があります。広告を全員に配信するのではなく、ユーザー層や行動パターンによって配信先を絞り込む方法です。このターゲティングの手段の1つに「キーワード」という設定方法があります。

YDN
(Yahoo)
登録キーワードで検索したことのあるユーザーに配信
GDN
(Google)
登録キーワードに関連するサイトに配信

YDNでは過去30日間で設定キーワードで検索したことがあるユーザーを対象として配信されます。検索数が非常に少ないニッチなキーワードは設定できません。

【関連記事】YDNサーチキーワードの「リーチ数」とは?

一方のGDNもキーワードでのターゲティングはあるのですが、YDNと仕様が異なります。GDNのキーワードは検索履歴を利用するものではなく、設定キーワードを含むサイトや関連するサイトを対象として配信されます。「過去30日間で検索した」という意味ではありませんので混同されないように注意してください。

予算管理方法の違い

YDNとGDNでは予算管理方法について違いがあります。

YDN
(Yahoo)
リスティング広告とは別管理(口座が別々)
GDN
(Google)
リスティング広告と一緒に管理(共通の口座)

YDNは、同じ広告管理ツール内で設定できるYahooスポンサードサーチ(リスティング広告)と別々に予算を管理します。YDNとYahooスポンサードサーチはそれぞれの予算枠が別で、振込する場合の銀行口座も別です。

GDNは、リスティング広告と同じ予算枠で運用します。振込先の銀行口座は共通です。

ディスプレイ広告とリスティング広告を併用して運用しているときに振込で入金を行う場合は、GDNではとりあえず先に全額を入金してから後で予算配分するということができますが、YDNでは先にYDNとYahooスポンサードサーチでの予算配分を決めておかないと入金できないということになります。先に予算配分を決めておけば特に問題ない違いなんですけどね。

【関連記事】リスティング広告の予算入金について

[参考] 広告費の税金(消費税)について

YDN(Yahoo)は入金後に見込み消費税が引かれた金額での運用となります。つまり、純粋に10万円の予算を利用したい場合は消費税8%の場合、108,000円を入金する必要があります。

一方、GDN(Google)は海外拠点との契約になるため不課税(非課税)となり、今のところ課税という概念はありません。10万円の予算を利用したい場合は、10万円を入金すればOKです。

これはディスプレイ広告に限らず、リスティング広告でも同じです。

最後に

今回、YDNとGDNの違いについてご紹介しました。

同じディスプレイ広告ですが、こうやって見ると色々と違いがありますね。ただ、実際の運用ではほとんど支障にならないレベルですので、運用前の予備知識として理解されておけば十分だと思います。

ご参考になりましたら幸いです。

【関連記事】リスティング広告の効果検証にはどれぐらいの期間が必要か?

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)
LINEスタンプ
LINEスタンプ販売中です

ゆれる白いトリ

キノカッパ

日常トークに使えるスタンプも販売中⇒LINE公式ストアへ