UPS(無停電電源装置)を導入するメリットとは?

UPS(無停電電源装置)を導入されている企業は多いと思います。私の勤務先のクライアントも9割以上は導入しています。UPSは、停電時に内部バッテリーからの電力に切り替わることで、そこにつながる機器の強制的な電源OFFを回避するための電源装置です。簡単に言うと非常用のバッテリーですね。重要な機器、特にサーバーをつなぐ場合が多いのではないでしょうか。

クライアントの規模によるかもしれませんが、最近、このUPSを導入するメリットについて考えることが多くなりました。昔のように頻繁に停電があるわけでもなく、強制的なシャットダウンをしてもハードや中のデータが壊れるようなことは少なくなってきたと思います。

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バッテリー交換アラーム音で現場はプチパニック

それよりも、UPSのバッテリー交換時期のアラーム音が突如鳴り出すことによる現場のちょっとしたパニック。アラームを止めようとして間違ってUPSの電源を落とす。結果、サーバーの電源を強制的に落としてしまったという連絡を受けることがたまにあります。そこで強制的にサーバーの電源を落としたら、何のために導入しているか分からないんですけどね・・・。

UPSを導入して5年ほど経過すると、交換時期がやってきます。複数台導入していれば、あちこちのUPSがピーピーと鳴り出し「警告音が鳴っているけど何?」「どうしたらいいの?」の問い合わせが増えます。バッテリーの寿命がなくなってきただけの合図なのですが「ピーピー」というエラー音がどうも心理を圧迫するのでしょうね、皆さんいつも焦って電話をしてこられます。

実際に停電になった場合は、バッテリー交換時のような警告音が鳴るわけですが、これも普段から意識しておかないと急に事務所が停電になってUPSがピーピーと鳴り出したら、さらにパニックになってUPSの電源を落としてしまわないかも不安です。UPSの本来の効果を発揮するのは、こういった時にきちんと対応できる担当者がいるかどうかで大きく変わると思います。

私の経験上、UPSを導入して良かったと思ったことはほとんどありません。逆に、UPSを導入したために発生した問い合わせ・トラブルは相当数あります。導入していなければ何の問題も発生していなかったと思うと複雑な気持ちです。

それでも、保険のためにクライアントはコストをかけてバッテリーを交換します。会社にとってはありがたい話かもしれません。交換作業も昔に比べてとても簡単になってきました。

UPSバッテリー警告音の止め方

バッテリー残量が少なくなると突然「ピピピピピピピッ」という警告音が鳴ります。しばらくすると自動的に停止するのですが、残量が少なくなると交換するまで頻繁に鳴りますので手動で停止する手順を覚えておかれると便利です。

警告音を停止するには本体前面の「TEST」と書かれたボタン(「|」のマークがあるほう)を押します。ただし、押し間違えるとUPS自体の電源をOFFにすることになりますので注意してください。

停電によるUPSのアラーム音の停止について教えてください – APCジャパン 公式ヘルプ

バッテリー交換について

バッテリー交換ランプが点灯したら早めに交換の手配を進めましょう。

最近のUPSのバッテリーは電源が入ったままで交換ができます。繋がっているサーバーなどのシャットダウンも必要ありません。また、交換するにあたって特殊な道具も必要ありません。便利になってきましたね。

交換後はバッテリーがフル充電するまでは交換ランプが点灯しています。これが消灯しない限りは新しく交換したとしても警告音は不定期で鳴ります。「交換したのにおかしいな」と焦らなくて大丈夫です。

交換ランプを消灯させるにはフル充電した後、手動でセルフテスト(TESTボタンの長押し)を行うか、2週間ほど待って本体が自動でセルフテストを行うことで異常がなければ消灯します。

まとめ

これまでにUPSを導入し続けて実際に感じたことを記載しましたが、UPSの存在・効果を否定するわけではありません。必要としている企業は必ずあると思います。クライアントの規模や利用シーンが影響する製品だと思っています。

UPSは保険のようなもので、一旦導入すると、それを止めるにはそれなりの根拠が必要になります。「止めた途端に停電が発生して機器が壊れたらどうするのか?」こういうことを問われると説得する材料がありません。惰性で買い続けてもらうしか選択肢はないのかとも思います。何か良い打開策があれば提案できると思うのですが、他の企業はどう判断されているのでしょうかね。

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