Googleアナリティクスと広告管理ツールでコンバージョン数が違う理由

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リスティング広告の運用ではコンバージョンの計測は必須ですね。GoogleアドワーズやYahooプロモーション広告の広告管理ツールと合わせて、Googleアナリティクスでも同時に計測できるよう設定されている方も多いと思います。

このコンバージョン数ですが、Googleアナリティクスと広告管理ツールで数値が異なることがよくあります。Googleアナリティクスで計測されるコンバージョン数が多くなる傾向があります。半月や1ヶ月単位での集計となると一致するほうが珍しいかもしれません。

これには以下のような理由があります。

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コンバージョン数がツール毎に異なる理由

Googleアナリティクスと広告管理ツールではコンバージョン数をカウントする定義が異なります。ですので数値が異なっていても心配いりません。なぜ異なるのかを把握しておけば大丈夫です。

コンバージョンをカウントするタイミングが違う

Googleアナリティクスのコンバージョンは発生したその日にカウントされます。

例えば、サイト内での商品購入をコンバージョンとして設定していたとして、ユーザーが4月1日に商品購入した場合、リスティング広告をいつクリックして訪問したかどうかは関係なく、4月1日にコンバージョン数「1」がカウントされます。

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一方、広告管理ツールではコンバージョンのアクションが起こった日ではなく、そのアクションを起こしたユーザーが最初に広告をクリックした日にカウントされます。過去に訪問したことを記憶しているクッキー情報(Cookie)はGoogle、Yahooともに30日間保持されています。

例えば、上記と同じ条件でコンバージョンを設定していたとして、そのユーザーが最初にリスティング広告で検索してサイトAに訪問したのが3月15日だったとします。その際には商品は購入せず、後日、4月1日にお気に入りに入れていたサイトAに再訪問し、商品購入のアクションを起こしたとします。

この場合、広告管理ツールのコンバージョン数は最初に広告経由で訪問した3月15日に「1」がカウントされます。

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もちろん、広告を最初にクリックした日と商品購入のアクションを起こした日が同じであればコンバージョンがカウントされるのは同じ日になります。

関連記事:GoogleとYahooで電話発信コンバージョンを計測する

集計期間外にコンバージョンが発生している

上記理由と少し重なる部分がありますが、広告管理ツールは初回の広告クリックから数日経過してコンバージョンが発生した場合、さかのぼってコンバージョン数「1」が計上される仕組みとなっています。

そのため集計期間によっては、Googleアナリティクスではカウントされているが、広告管理ツールではカウントされていない(集計期間前に入ってしまう)ということもあります。

無効なクリックが除外されている可能性がある

広告管理ツールではプログラムによる不正クリックや意図的に操作されたクリックは後ほど適正なクリック数に補正される仕組みがあります。

悪意ある大量クリックの後、冷やかし目的で商品購入や会員登録のコンバージョンが発生したとしても、しばらく経過するとGoogleやYahooの広告管理ツールからその時のクリック操作が無効となって消滅していることがあります。ですので、それに関連付いていたコンバージョンも消滅することになります。

しかし、Googleアナリティクスでは発生した時点でコンバージョン数「1」がカウントされ、後ほど消滅することはありません。この違いによりツール毎で差異が発生することもあります。

ユニークコンバージョン数と合計コンバージョン数を混同してしまっている

Googleアナリティクスも広告管理ツールもそれぞれユニークコンバージョン数と合計コンバージョン数という項目があります。

「ユニークコンバージョン数」は同一セッション内に発生したコンバージョンは最初の1回だけをカウント、「合計コンバージョン数」はそれらを別々にカウントします。こういった項目の定義の違いを把握せずに集計してしまうと誤った分析になってしまいますので注意しましょう。

コンバージョン項目に関する詳しい解説は、過去記事「コンバージョンの種類を理解しよう」をご参照ください。

最後に

コンバージョンはリスティング広告の運用で効果検証を行うために重要な指標です。

Googleアナリティクスのみ、広告管理ツールのみで常に集計されている場合はそれぞれの値の差異は気にならないと思いますが、同時に集計しているとどちらを信用するか迷うことがあります。

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前述しましたように、どちらが正しくてどちらが正しくないというものではなく、それぞれの集計となる仕組みを把握し、ご自身が効果検証を行う際にはどちらの値を活用したほうが参考になるかを意識されると良いと思います。