個人でも法人でも通用するレンタルサーバーの選び方。比較のしすぎはムダに迷うだけ。

レンタルサーバーを契約したいけど、種類や機能が多すぎて、何を基準に選べばいいのか分からない

このように悩まれている方も多いのではないでしょうか。ネット上にはレンタルサーバーの比較ランキングサイトがたくさんありますが、比較する機能が多すぎて、自分の環境にはどのオススメサーバーが当てはまるのか判断が難しいですよね。

私は10年以上前から、ITベンダーとしてクライアント用のホスティングサービスを契約しWEBサイトを運用代行してきました。個人でも当サイトを含め、様々なレンタルサーバーを契約しています。

その過程でのサーバー選びで苦い経験もたくさんしてきました。しかし、そのおかげでサーバー選びでは何が大事なのかをしっかりと見極めることができました。

本記事では「何を基準にレンタルサーバーを選ぶとベストなのか、それを知りたい」という方のために、単なる機能比較の記事ではなく、なぜその機能が大事なのかをしっかりと解説していきます。

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レンタルサーバーを選ぶ際に一番大事なこと

レンタルサーバー選びで一番大事なことは、同時接続数の上限を把握することです。同時アクセス時のデータ転送量のように呼ばれることもあります。つまり、同時に何人がサイトを閲覧できるのかを示す値です。

この値が小さいと困ったことが起こります。

例えば、Yahoo!などの大手サイトや著名人に自分の記事を紹介されたときや、SNSで自分の記事が大量に拡散されたときなどはアクセス数が増えます。拡散の規模が大きければ同じ時間帯に1,000人や2,000人が一気にアクセスしてきます。

企業であればTVCMが流れたときやキャンペーンを行ったときにアクセス集中しやすいです。それなのにアクセスが集中するたびにサーバーがダウンしていては全く意味がありません。むしろ企業としての信頼が落ちますので損失ですね。

同時接続数が小さいサーバーは、アクセスが集中して処理能力の限界に達するとダウンしまいます。「サーバーが落ちた」といわれる現象です。その際に「Service Temporarily Unavailable」や「Internal Server Error」という表示のエラーページが表示されます。503エラーともいいます。

この画面が出てしまうと、復旧するまではどんなにアクセスがあってもサイトを見てもらうことはできません。せっかくの集客チャンスが台無しですよね。ビジネスであっても個人であっても自分のサイトを見てもらえないというのは大きな機会損失です。

これが最も重視すべきポイントとして挙げた理由です。

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共用サーバーと専用サーバーの違い

同時接続数を考慮すると、まずはホスティングサービスプランが決まります。

ホスティングのサーバータイプは主に2つあります。

1つは「共用サーバー」と呼ばれる数人で1つのサーバーを共用するタイプ、もうひとつは「専用サーバー」と呼ばれる自分一人で1つのサーバーを使用するタイプです。分かりやすくいうと、共用サーバーは集合住宅専用サーバーは一戸建てのイメージですね。

共用サーバーは1つの筐体を複数人でシェアしますので、維持費も安く済みます。月額数百円~数千円のプランはほとんどがこの共用サーバーです。気軽に始めるには嬉しいメリットです。

しかし、共用サーバーは同じサーバーの同居人のサイトがアクセス集中した場合には自分のサイトもその影響を受けることになります。自分のサイトも表示が遅くなったり、ひどい場合はサーバーがダウンします。同居人のサイトの影響を受ける可能性があるのが共用サーバーです。

一方の専用サーバーは自分一人でその筐体を契約していますので、他人のサイトのアクセス増減には一切、影響を受けることなく運営できます。しかし、自分一人で契約しているため、維持費は高くなります。

同時接続数は公開されていない

サーバー選びで大事な同時アクセス数ですが、残念ながらどれだけの転送量を確保してくれているのかは公開されていません。

「それでは判断できないのでは?」と思われると思います。確かに正確な数値は判断できませんが、推測する手段が2つあります。

人気サイトや有名ブロガーのサーバーを参考にする

1つ目の手段は、アクセス数の多いサイトの契約サーバーを参考にする方法です。

人気サイトや有名ブロガーのサイトは常にアクセス数も多く、拡散される機会も多くあります。それでもサーバーをダウンさせずに運営されています。その契約サーバーを知ることで同時接続数が大きいサーバーを推測することができます。

whoisなどで各サイトのDNSサーバーを調べると、契約しているホスティングサーバーが分かります。

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1日あたりのデータ転送量の大きさを参考にする

もうひとつは直接の判断材料にはなりませんが、データ転送量を目安にする方法です。1日あたりのデータ転送量は各サーバーともに公開されていますので、その値から同時接続数(同時アクセス時のデータ転送量)を推測します。

1日あたりのデータ転送量と同時接続数は一般的には比例関係にあります。ですので、データ転送量の大きいプランを選択するというのもひとつの選択肢です。

さらにチェックしておきたい3つのポイント

レンタルサーバー契約の際に一番大事なポイントは同時接続数だとお伝えしました。

ただ、それ以外にもチェックしておくべきポイントは複数あります。あれもこれもと言っていてはキリがありませんので、実際に運営を始めたときに後悔しないための3つのポイントを解説します。

その1. サーバー稼働率

サーバー稼動率は、そのサーバーが稼動している割合を示します。ホームページなどで、99.9%99.99%という表記をご覧になったことがあると思います。

この稼働率が90%や95%というようなホスティング会社はまずありません。そんな数字を公表したら誰も契約してくれませんからね(苦笑)

現実的には、99%、99.9%、99.99%の3つが主流です。「どれもほぼ100%だから一緒じゃないの?」と思われるかもしれませんが、それは大きな誤解です。

1年間で考えた場合、稼働率が99%のサーバーが障害発生している時間は、365日×24時間×0.01=87.6時間 になります。日数に直すと3.65日も障害が発生してサーバーがダウンしているということになります。

稼働率が99.99%のサーバーでは、365日×24時間×0.0001=0.876時間にとどまります。このように考えると小数点以下の値も非常に重要だとお分かりいただけると思います。

実際に稼働率99.99%を公表しているサーバーでも、事前に告知されたメンテナンスはここから除外されていたり、実際にはダウンしてしまうこともありますので、絶対を保証するほどの精度はありません。しかし、99.99%のサーバーでも障害は起こりますので、99%のサーバーではさらに長い時間の障害が起こる可能性は高いでしょう。

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その2. サポート体制

レンタルサーバーは契約して終わりではありません。契約した後のことを考える必要があります。

サイトを運営すると「こんなカスタマイズはできるのかな」や「サーバー障害について問い合わせしたい」という場面が必ず出てきます。

問い合わせする手段にどのような体制がサポートされているかは必ず確認しておきましょう。

例えば、企業サイトでサーバーがダウンしたとなれば直接の売上に左右する場合もあり、死活問題に発展することもあるでしょう。そんなときにメールでの問い合わせしかできなければお客様や社内への報告が迅速に行えませんよね。そういったシーンを避けるためには、電話サポートのあるホスティングサービスを選ぶ必要があります。

また、個人で運営してそこまでの緊急サポートを希望しない場合でも、メールやチャットの問い合わせに対する返答が何日の日数を要すると明記されてあるかは確認しておきましょう。

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その3. アプリケーションのインストール方法

サイトを運営する際にWordPressやMovabletypeなどのCMSをインストールする方も多いでしょう。

これらのインストールはデータベースと連携させる必要があるため、初心者の方が行うには少しハードルが高い作業となります。

レンタルサーバーには有料でインストール代行を行ってくれるところや、ユーザーでも簡単にインストールできるツールを準備してくれているところなど、会社によって異なります。

おすすめなのは私たちユーザー自身で簡単にインストールできるようにしてくれているホスティングサービスです。

その他よくある機能について

まだまだ比較する機能はあります。

例えば、月額料金やサーバー容量、CPUのスペック、インストールされているプログラムのバージョンなどなど。挙げ始めると本当にキリがないですね(苦笑)

ただ、こういった機能はまさに見たままですので、判断しやすいと思います。ある程度、候補が絞られてきた段階で「コストを抑えたいから安いプランにしよう」や「画像をたくさんアップするから容量が大きいプランにしよう」と具体的なイメージを持って決定できるはずです。

最後に

初めてレンタルサーバーを契約する際は、比較する項目が多すぎて迷ってしまうのも仕方がないかもしれません。

しかし、あれもこれもと比較を始めると結局はどれがいいのか分からなくなります。自分に必要な機能やサポートがきっちりと満たされているかどうかだけで判断すれば十分です。

多すぎる情報にまどわされることなく、ご自身に最適なレンタルサーバーを見つけてくださいね。

ご参考になりましたら幸いです。

有名ブログで利用されているレンタルサーバーは?

レンタルサーバーのプランは非常に複雑で、全社を比較することは大変困難です。国内のレンタルサーバーだけでも数十社あります。

ですが各社ごとに「料金が安い」や「ビジネス向け」というように特徴が違いますので、自分の優先したいポイントを決めておくと判断することはそれほど難しくありません。

過去に「レンタルサーバーのシェアの参考に。有名ブログ30サイトで調べてみた」にて記事にしましたが、下記レンタルサーバーはどれも多くのユーザーから支持される人気のレンタルサーバーです。

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