個人で複数のブログを運営するのはメリットがあるのか、それともないのか。
過去に同じようなテーマで「ブログをテーマ別に分けるメリットとデメリット」や「1ドメインで複数サイト運用が効果的。リスク分散?1テーマ集約?それって根拠あるの?」を書いたのですが、その頃からはだいぶ経験も積んだと思いますので、思い切って書き直してみます。
これらの記事へのアクセスもほぼゼロですから、同じようなテーマで書いてもGoogle先生は許してくれるでしょう。
個人運営ならひとつのブログにまとめよう
結論から言いますと、個人でブログを運営するなら記事のテーマが同じかどうかなんて気にせずにひとつのブログにまとめることをオススメします。
ひとつのブログに集約するメリット
なぜひとつのブログに集約したほうがよいのか?
もちろんそれはメリットのほうが大きいからです。
ブログの更新頻度を保つことができる
ブログに書く記事のテーマが異なるからといって、それらを別々のブログとして運営していると、よほどの頑張り屋さんでない限り、ブログの更新頻度を保つことが難しくなります。
更新頻度が悪くなると、検索エンジンからの評価も徐々に下がりますので、アクセスも伸びません。
アクセスが伸びないということは誰も見てくれないということですので、ブログの存在意義がなくなりますよね。
運営サイトを増やしすぎて、更新が1ヵ月も2か月も放置とならないよう、個人で運営するならブログはひとつにまとめましょう。
読者は思ったほどサイトの統一感を気にしていない
ブログを運営する人は、パソコンで更新されていることが多いと思います。
ですからサイトのデザインはパソコンで見たときのイメージが気になりますよね。
ですが、読者は違います。
読者の7~8割はスマホユーザーです。
スマホでサイトを見た場合、コンテンツ以外の要素は基本的に排除されます。
デザインも何もありません。
パソコンで閲覧したときのようなキラキラしたイメージも、計算されつくしたパーツの配置もスマホユーザーには関係ありません。
「色んな記事を書くとサイトの統一感がなぁ…」ということを気にしているのは、実は運営者だけだったりします。
スマホサイトというのは、グローバルナビもサイドバーもない世界ですので、テーマの違う記事を扱っていてもいなくても読者にはほとんど伝わりません。

ブログをひとつにするデメリットは?
ここまでブログをひとつにまとめるメリットを挙げてきましたが、デメリットがゼロというわけではありません。
アフィリエイトサービスの提携がしにくい
ブログを運営されている方の多くは、広告収入を得るためにアフィリエイトサービスを利用されていると思います。
Googleアドセンスなどのクリック報酬型や、A8.netなどに代表される成果報酬型などのタイプがありますよね。
特に後者の成果報酬型の広告を貼る場合は、広告主にサイトの承認をしてもらわないといけません。
その際、もし様々なテーマを扱う雑記ブログを運営していると、広告主の扱う商材とは関係のないサイトとみなされて提携NGになることがあります。
実際に私も、過去にあるテーマの記事を雑記ブログ内に書きためて広告主に申請したところ、提携NGとなり、その記事だけを別のサイトへ移転させて再申請したら申請OKとなった経験があります。
恐らくですが、ASPで承認するかどうかのチェックは、現在もPCサイトで見られることが多いと考えられ、サイト全体に統一感がなかったり、関係のない記事がたくさん混じっているサイトは自社の商材にそぐわないサイトとしてNGになりやすいのだと思います。
アフィリエイトで広告主と提携をしやすくするには、テーマ毎に分けられた特化型サイトのほうが有利といえるでしょう。

最後に
約5年ほどブログを運営してみて思ったことは、個人で運営するのであれば、書きたいテーマがバラバラであってもひとつのブログに集約して、そこに注力するべきだということです。
ブログを始めたての頃は「絶対に全部のサイトの更新をやってやる!」と意欲があっても、生活スタイルの変化などで更新できなくなることもあります。
それであれば、ひとつのサイトの更新をコツコツと続けるほうが、読者にも検索エンジンにも良い評価を与えることができるでしょう。
「あれをやったほうがよい」「これをやったほうがよい」というネット上の不確定な情報に振り回されずにコツコツと更新を続けることが何よりも大切です。
ジムで使えるLINEスタンプです