「汗脇シートと汗取りパッドって、何が違うの?」
シャツやブラウスへの汗ジミを予防するため、様々なケアグッズが発売されていますが、どう使い分けると良いのかよく分からない方もいらっしゃると思います。
シートタイプやフィルムタイプ、パッドタイプなど、それぞれにメリット・デメリットがあります。
使用するときはそれぞれの特徴を理解して、自分に合ったタイプを選ぶことが大切です。
脇汗シートの特徴
汗脇シート(フィルム)は、脇に直接貼るタイプで、気軽に脇汗をケアしたいときに向いています。
脇を上げ下げしない限り、外から付けていることが分かりにくいので、服の形状を問わず利用できることが特徴です。
ただ、長時間貼り続けることで肌の弱い人は肌がかぶれる原因になったり、汗により剥がれ落ちたりすることもあります。
シートタイプ
シートタイプのメリットは手軽さです。
毎回、シャツやブラウスの脇の位置を気にしながら慎重にパッドを装着する必要はなく、脇にシートをペタッと貼るだけで済みます。
ノースリーブやキャミソールなど袖のない服を着るときにも利用できますし、ブラウスなどの上からシートが透けて見える心配もありません。
しっかりと貼っておけば、脇の位置からズレたり、剥がれ落ちたりする心配もほとんどありません。
脇汗の吸収量は少なめ
シートタイプは、パッドタイプに比べると吸収できる脇汗の量は少なめです。
脇に大量の汗をかくと、吸収しきれない汗がシートから漏れ出してしまうため、シャツやブラウスに汗ジミができる場合があります。
また、汗をかくことにより粘着性が弱まり、シートの周りが浮いてきたり、剥がれ落ちしてしまうこともありますので、脇に大量の汗をかきやすい人にはやや不向きといえるでしょう。
シートの粘着性がポイント
シートの粘着性も大きなポイントになります。
シートの粘着性が弱いと、使っている途中で剥がれて落ちてしまいますし、粘着性が強すぎると剥がすときに痛みを感じたり、肌トラブルの原因となることがなります。
また、粘着性が強すぎると使用後の脇にシートの型が付くことがありますので、入浴の際に洗い落とす手間がかかります。
長い時間、利用すると肌がかぶれたりすることもありますので、肌の弱い人は自分の体質で利用できるかどうか様子を見ながら試すほうがよいでしょう。
厚手になると違和感も
汗脇シートは厚手になるほど汗の吸収力もアップしますが、その分、「ゴワゴワ感」や「貼っている感」を感じることがあります。
貼り方によっては、脇の下が突っ張った感じがすることもあるでしょう。
貼っていることが気になって仕事や生活に集中できないようであれば、薄手のものにするか、パッドタイプに変更することも検討してみましょう。
フィルムタイプ
フィルムタイプがシートタイプと異なる点は、汗を吸収するのではなく、物理的にフィルムで皮膚を塞いで汗ジミを抑えるということです。
フィルムタイプの利用イメージとしては、セロファンやサランラップを脇に貼り付けているような感じです。
フィルム面が水分を通しませんので、貼っている部分からはブラウスなどに汗ジミを付けることはありません。
フィルムは非常に薄手で貼っていても違和感が少なく、ほぼ透明ですので腕を上げてもフィルムを貼っていることはほとんど分かりません。
肌の弱い人は注意
フィルムタイプで注意しておくことは、基本的には上のシートタイプと同じです。
長い時間、貼っている肌荒れの原因になることがありますので、肌の弱い人は注意が必要です。
また、剥がす際も粘着性が強いと皮膚を傷めることがありますので、体質に合っているかどうか様子を見ながら使うようにしましょう。
汗取りパッドの特徴
汗の吸収量が多く、たくさん汗をかく人でも安心です。
シートやフィルムと違い、脇に直接貼りませんので、かゆみなど肌トラブルが起こる心配もほとんどいりません。
ベージュ系のパッドを使えば、白いシャルやブラウスでも透けて見える心配はほとんどありません。
使い捨てタイプ
リフ あせワキパット あせジミ防止・防臭シート お徳用 モカベージュ 40枚
使い捨てタイプの魅力は、会社の制服やレンタル衣装など、どんな状況でも使えることです。
外出先や旅行先などで汗が気になり始めたときに、気軽に新しいものに取り換えることができるのも安心ですね。
毎回使い捨てしますので、パッドに汗やニオイが蓄積することがなく、とても衛生的です。
粘着性がポイント
使い捨てタイプの汗取りパッドも、シートと同様に粘着性が大事です。
粘着性が弱いと服からズレたり剥がれ落ちたりしますし、粘着性が強すぎると服から剥がすときに服の繊維を痛めてしまったり、粘着成分が服にこびり付いてしまいます。
よく着る服の素材とパッドの粘着性の強さを考慮して、製品を選ぶ必要があります。
繰り返し利用タイプ
汗取りパッド 脇汗パッド 脇さらり あせジミ防止・防臭シート ワキ汗対策 洗える 汗脇 速乾 汗取りインナー 女性(4枚入り)
繰り返し利用タイプは、多層構造により汗ジミを予防する効果がかなり高いということです。
衣服に製品を貼りませんので、粘着成分によって衣服を傷める心配もありません。
洗濯して繰り返し使うことができますので、経済的な負担も少なくて済みます。
装着時のズレに注意
繰り返し利用タイプのパッドは、肩にヒモで固定するもの、ブラジャーに固定するものなどがありますが、いずれも腕を動かしているうちにズレてくる可能性があります。
ズレないようにきつく固定すると肌とヒモがすれて炎症を起こしたり、逆にヒモをゆるくしているとズレやすくなりますので、使い始めの頃は固定の調整が難しいと感じるかもしれません。
適度に交換は必要
繰り返しタイプは、洗濯して何度でも利用できるのは大きなメリットですが、しっかり洗濯していないとニオイや汗が蓄積してしまいます。
不衛生な状態のパッドは脇のニオイのもとになりますので、繰り返し利用できるといっても適度に新品に交換するほうがよいでしょう。
インナータイプ
[nissen(ニッセン)] 滝汗さん 綿混汗取り パッド 付フレンチ袖 インナー 2枚組 十人十適 レディース オフホワイト+ベージュ LL セット組
インナータイプは脇汗の吸収量も多く、洗濯することで繰り返し利用でき、さらに剥がれ落ちる心配もないことからパッドタイプの中ではかなりオススメです。
パッドを固定する必要もありませんので、脇や肩に負担も与えません。
種類も豊富ですので、服の形状に合わせてキャミソールタイプやTシャツタイプ、ボレロタイプなどから選ぶとよいでしょう。
適度な交換は必要
インナータイプは洗濯して繰り返し利用できますが、毎日の汗とニオイを吸収し続けますので、生地がヨレてきたり、ニオイが気になるようになったら早めに新しいインナーと交換するほうがよいでしょう。
全くズレないわけではない
インナーにパッドを縫い付けていますので剥がれ落ちる心配はありませんが、インナーの形状によってはズレる可能性はあります。
また、脇からインナーまで距離があるとシャツやブラウスへの汗ジミができることもありますので、できるだけ脇の周辺まで生地(パッド)があるものを選ぶようにしましょう。
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