本ページでは、ワキガに悩む方々の体験談をご紹介しています。
ワンピースの汗染みにビックリしました(30代・女性)
昔から細身の体型だったので、体臭の問題は自分とは無縁だと思っていました。汗もそれほどかかないタイプで、周りからも清潔感のある人と思われていたと思います。
でもある時「自分はワキガじゃないかな?」と思うきっかけがありました。それは結婚相手を見つけるため、婚活に励んでいた時です。
お見合いをするため、ホテルのトイレでお化粧直しをしようと思ったところ、鏡で自分の姿を見てギョッとしました。薄いカーキ色のシャツワンピースを着ていたのですが、ワキの下が大量に濡れていたのです。
丁度、汗がわかりやすい生地と色だったのですが、周りの女性にはそこまで汗をかいている人もおらず、急いで手持ちのカーディガンを羽織って隠しました。
お見合いの時は終始カーディガンを羽織っていたので、相手に気付かれる事はありませんでしたが、緊張するとワキに汗が流れるのを感じ、その度にワキの下が冷たくなっていくのが分かりました。
これほど自分が汗っかきだとは思っていなかったので、会話をしながらも絶えずワキの状態ばかり気になっていました。自宅に戻ってワンピースを脱ぐと、しっかりと茶色の汗ジミが出来ていました。
購入したばかりのワンピースで、もうこれだけ汚してしまったという悲しみとともに、自分の体質の変化にもショックを受けました。
さらに衝撃的だったのが、その時にふとワキの臭いを嗅いでみたところ、ワキガの臭いがしたんです。時々、ワキガの人とすれ違った時に感じる、あの独特の臭いが自分のワキの下からも出ていると思うと、血の気が引いていくような思いでした。
急いで母親に体臭を感じるかを確認したところ、母親は言いにくそうに「ちょっと気になる時がある」と正直に告白してくれました。ショックでしたが、この時に母が本当の事を伝えてくれて良かったと思います。
ちなみに私のワキガは常に感じるものではなく、汗をかいた後などに少し違和感を感じる程度との事でした。
確かに自分でも少し不潔な部分があったように思います。汗をかいても適当に拭くだけで、制汗スプレーなどは全くしていませんでした。これも自分には体臭が無いと思い込んでいたからで、周りの人へ迷惑を考えると少し恥ずかしいですね。
その後は汗をかいた後は、出来る限りシャワーをするか、タオルでしっかり拭き取る、制汗スプレーなどのケアを行うようになりました。
またワキガ専用のクリームを塗り続ける事で安心感が持てるようになりました。もちろんワキガの事を気にするのは大事ですが、あまり気にし過ぎると、緊張から余計に汗をかくようになるため、取り敢えず出来るケアだけは続けようと思っています。
自分の体臭が分からなかったんです(40代・女性)
自分がワキガだと指摘されたのは高校生になった頃のことでした。
それまでは家族や友人など周囲の人たちから自分の体臭に関して指摘されることはありませんでしたし、自分自身も体臭に関して悩みを持つことはありませんでした。
ですから、たまに汗臭いことはあったとしても、それ以外は体臭なんて他の人と同じくらいだと思っていたのです。
ところが高校生になってしばらくしてから、クラスメイトから距離を置かれるようになり、授業などでチームやペアを組んで行動をすると、時折、嫌そうな顔をされたり必要以上に自分に近付いてこないことが増えました。
家族からも体臭を指摘されるようになったのですが、最初はまだ汗臭いせいだと思っていました。
このため、お風呂で体をしっかり洗ったりボディミルクなどを塗るようになり、ほかにも制汗スプレーを常につけたり、休み時間に脇など匂いが出るところを拭いたりと色々な対策をするようになりました。
それでもクラスメイトから避けられ家族から指摘され続け、精神的にもかなり辛い時期だったと思います。
そんな時に仲良くしてもらっていた保健室の先生に相談してみたところ、ワキガになっているのではないかと初めて指摘されたんです。
それまでワキガというものを知らなかったので戸惑いましたが、勧められた皮膚科で検査をしてもらったところ、ワキガであることが発覚しました。
ただワキガであることはわかっても、その臭いを自覚することができなかったことが一番きつかったです。
そのせいでどんなに対策をしても自分で効果がわかりませんでしたし、家族にワキガであることを告白して治療や対策に協力してもらったものの、臭いがきつい時に顔を背けられたり、嫌そうな顔をされるのは家族相手でも悲しかったのを覚えています。
ただそんな経験があったからこそ、きちんと治療しないと自分も周囲も不幸になると感じたので、制汗スプレーやシートを常に使って脇やうなじを綺麗な状態にしたり、臭いが強くなる食べ物を避けるなどの対策を続けました。
その結果、徐々に家族からもワキガの臭いを指摘されなくなり、高校を卒業するころにはクラスメイトもある程度普通に接してくれるようになっていたのが嬉しかったです。
ただ油断をすると、臭いを指摘されることもあったので、高校を卒業してからも対策はずっと続けています。それでも以前よりは神経質にならなくなってきましたし、ワキガのことでストレスを感じることが少なくなって気持ちも楽になってきています。
友達に指摘されてショックでした(20代・女性)
ワキガでずっと悩んでいます。普段は臭いが気になりませんが、汗をかいたりするとワキガの臭いが出てきてとても恥ずかしい思いをします。
体質的に汗をかきやすく、暑かったり辛いものを食べたりした時は特にひどいです。
自分がワキガだと分かったのは学生の頃です。友達と旅行に出かけていた時、一緒に体を動かして遊んでいると、友達の一人が「なんか臭くない?」と言ってきました。
私は自分が臭いの原因だとは思わずにスルーしていたら、その子に「ねぇ、ちょっと臭いよ」とストレートに言われてしまいました。すごくショックで、それからワキガがコンプレックスになりました。
彼氏とのデートでは、特にワキガの臭いがバレないようにシャワーを念入りにしたり、汗拭きシートを使ったりして過ごしていました。
冬はもう少しマシになりますが、夏になると油断出来ずにとても大変です。ノースリーブなどは臭いが直接彼氏に届いてしまいそうな気がして、自然と避けるようになりました。
しかし、暑いと汗がたくさん出てきてしまうので難しいところです。彼氏には、ワキガについて何か言われたりしたことはないので、このままバレないように気をつけたいと思っています。
また、車や電車など、人との距離が近い場所だとワキガで迷惑をかけてしまわないか不安になってしまいます。車の場合は、窓を開けてみたり、芳香剤を置いてみたりするしか対策法がありません。
ワキガを気にすれば気にするほど敏感になってしまって、ドライブも心から楽しめません。自分ではワキガの臭いが出ているか気付きにくいので少し心配です。
電車は、冬だと暖房で汗が出てきてしまうので焦ります。そのため、汗をかかないように上着を脱いだりして対策しています。たまに周りの人に見られることがあるので、そういう時は場所を移動します。
美容院では長時間近くに美容師さんがいる時もワキガがバレないかハラハラすることがあります。ドライヤーを使ったりして汗をかきやすいため、最初から薄着で行くようにしています。
香水などもつけたいですが、ワキガの臭いと混ざると不快な臭いになってしまうためなかなかつけることが出来ません。以前つけていたら家族に「ちょっと臭いが強いよ」と言われてしまいました。
私は甘い香りの香水が好きですが、もしつけるとしても爽やかな香りくらいしかつけられないと思い、少し残念に思います。もっと堂々とオシャレをしてみたいです。
暑い日は特に体臭が気になります(30代・男性)
子供の頃は体に何の異常も無く、汗をかいた後以外は体が臭いと感じたことはありませんでした。むしろ、学生時代は男臭さが無いのを気にしていたほどです。
家族にもワキガになっている人がいなかったことから、当時は単に不潔だからワキガになると誤解していました。
しかし、大学を卒業してサラリーマンになり、30歳の誕生日を迎えてから急にわきから異様な臭いが出るようになったので、驚いたのを覚えています。
当初は入浴の際によく洗わなかったからだと考え、ボディソープをたくさん泡立てて入念に洗いました。ただ洗った直後は無臭ですが、数分もしないうちに不快な臭いが漂い始めたのでこれは普通ではないと焦り、同居している両親にわきを嗅いでほしいと頼んだこともあります。
シャツに残る臭いは普通の汗臭さとは異なり、硫黄か鉛筆の芯のような金属っぽい感じがしました。洗濯に使う洗剤や柔軟剤の香りではないかと疑って製品を変えてみましたが、それでも同じ臭いだったので、いよいよ怪しくなり、クリニックで検査を受けました。
その結果、やはりワキガであると診断され、薬を処方されました。塗り薬をわきに塗ることで不快な臭いを抑えようとしましたが、最初の数時間はある程度の効果は得られるものの、すぐにワキガの臭いが勝ってしまい、いつも困っていました。
腕を動かすたびに、わきの下から臭いがするので息が詰まったことが何度もあります。また、他人に気づかれることが恥ずかしくなり、出来るだけ臭いが周りに漏れないように夏でも厚手で長袖の服を着るようになりました。
その結果、気温が高い日でも暑苦しい服装をしている変な人と見られてしまい、会社でも同僚や上司から距離を置かれるようになってしまいました。
ワキガを根本的に治すことも考えましたが、傷跡が残る大きな手術が必要だと聞いたことがあったので、さすがに怖く感じてしまい、薬を使った対処療法を続けることに決めました。
家族からは洗濯物にワキガの臭いがうつると文句を言われ、会社では女の子が嫌がるとの理由で合コンにも誘われなくなりました。
ですが、処方された薬の効果で、次第にワキガの臭いが抑えられるようになり、今では極端に汗をかかない限り、わきから強烈な臭いがすることが無くなったので、ほっとしています。
また、わきに強い刺激が生じるとワキガが促進されると聞いたことがあったので、身だしなみを整える目的で行っていたわき毛剃りを止めて、短くカットする方法に変更しました。その結果、以前と比べるとワキガの臭いが少なくなったように思います。
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