早く痩せたい。楽して痩せたい。とにかく痩せたい!!
ダイエットを考えている人の多くはそう思いますよね。私も思っていた時期がありました。
体重や体脂肪率だけを見てダイエットするのであれば、数あるダイエット方法のどれかを試せば一時的に目標を達成できるでしょう。何かを集中して食べる、飲む、逆に何も食べない、というようなダイエットは短期間で痩せることが売りになっていると思います。ですので、その期間だけ実践すれば多少の効果は出るようです。
しかし体に負担がかかる手段が多いため、長くは続きません。そしてまた新たなダイエット方法を探して…という繰り返しになる方も多いでしょう。
短期間で痩せるダイエットには手段そのものに問題があるということと、もうひとつ体には嬉しくない結果として表れることがあります。それが急激な減量による皮膚のたるみです。
皮膚がたるむ原因とは
もしあなたが極度の肥満体型なら、急なダイエットによる減量は皮膚がたるむリスクが高いと言えます。
本来、人間の皮膚は伸縮する性質がありますので伸びたり縮んだりするわけですが、肥満体型の期間が長いと皮膚が伸びきってしまい、中身の脂肪が減っても皮膚が縮まずにブヨブヨとした状態でたるんでしまいます。
よく例えられるのはゴム風船ですね。もしあなたが阪神ファンでしたら甲子園で7回裏にジェット風船を膨らますときのことを思い描いてください。あ…アンチ阪神ファンの方いらっしゃいましたらすみません…悪気はないんです(苦笑)
空気を入れて間もない風船はしぼませても、ほぼ元の形の風船に戻ります。ゴムの表面もまだつるつるしています。しかし空気を入れてしばらくそのままにしていると、その後しぼませるとブヨブヨした状態になってしまいます。これと同じような原理です。
伸びた皮膚は縮まない?
一度、伸びた皮膚は縮まないのでしょうか?いえいえ、そんなことはありません。
人間の皮膚は新陳代謝によって古い皮膚は新しい皮膚へと生まれ変わっていきます。その際、少しずつ元の状態に縮んでいきます。
ターンオーバー(皮膚の代謝サイクル)について
表皮は、たえず細胞分裂をくり返し、定期的に古い細胞が新しい皮膚に入れ替わります。この代謝サイクルのことを「ターンオーバー」といい、1サイクルは約28日間かけて行われます。黒く日焼けした肌が自然ともとの肌色に戻るのは、この働きによるものです。
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ただし、1ヶ月や2ヶ月で元通りに何cmも縮むということはありません。年齢や痩せた状況にもよりますが、1年で数mmから数十mmぐらい縮むイメージでしょう。年齢が若いほど元に戻る時間も短くなります。
また、妊娠してお腹周りの皮膚が伸びた場合はその期間が短いこともあり、元に戻るまでの時間も短い場合が多いようです。
極度のたるみは外科的な手術も可能
極端な肥満体型からのダイエットの場合、たるむ皮膚の量も半端ではないことがあります。何十cmも皮膚がたるんでしまうと皮膚の新陳代謝だけでは追いつきません。エステやマッサージでもそれだけの皮膚が余ってしまっては効果も出ないでしょう。
そういった場合は外科的な手術により、余った皮膚を取り除くという手法もあるようです。しかし、あくまで手術ですので健康的に痩せたいという目的ならば、判断が難しいところですね。
ですので、急激なダイエットはせずに徐々に体重を落とす手段を取り入れることが大事だとお分かり頂けると思います。
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最後に
何事も焦って良い結果が出ることはなかなかありません。これはダイエットも同じですね。
今回のテーマであるダイエットによる皮膚のたるみも、ゆっくりと着実に行うダイエット手法であればほとんど気にすることもないでしょう。皮膚が生まれ変わるサイクルと脂肪が減るスピードが同じぐらいであれば、たるむ量も少なく、きれいに痩せることができます。
健康的にダイエットしようと考えている方は、体重や体脂肪だけを気にするのではなく、ゆっくりきれいに痩せることも意識して取り組まれるとよいと思います。
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