「新規サイト用に独自ドメインを取得することになった。さて、どんなドメインにしようか?」
このようにお考えの段階ではないでしょうか。独自ドメインの決め方は、個人か法人かによって多少は違いますが、基本的な考え方は同じです。
本記事では「どんなことに気をつけてドメインを決めるべきか」についてご説明します。これからドメインを決める際のご参考にして頂ければ幸いです。
ドメイン名はSEOには影響しない
ドメイン名は、SEO(検索エンジン最適化)に影響するといわれていましたが、その根拠はどこにもありません。その答えは、Googleしか答えを知りませんし、もちろん公開していません。
サイトで取り扱うテーマや商品がドメイン名に入っている場合が多いのは、単純に見やすく分かりやすいからです。SEOに有利だからではありません。
私は複数のサイトを運営していますが、ドメイン名と取り扱っているテーマが全く関係なくても、検索エンジンで1位や2位に表示される記事があります。
また、企業が運営しているキュレーションサイトもシンプルなドメイン名が多いですが、キーワードで検索すると検索結果の上位によく表示されています。
つまり、SEOの観点からはドメイン名にわざわざキーワードを含ませる必要はないといえます。SEOにとらわれずに自由な文字列を付けましょう。
.com/.net/.jp/.info/などはどれでも同じ
ドメインには、.com/.net/.jp/.info・・・など非常にたくさんの種類があります。
これもSEO界隈で「.comが有利」や「.infoはよくない」などとよく論議がされていますが、これも全く根拠のない情報が飛び交っているだけです。Googleはどのドメインタイプが有利かなどは一切公表していません。
こちらも同じく、私は複数のドメインタイプを持っていますが、その種類がSEOには関係ないことを実感しています。
「.com」のサイトで上位もあれば下位もありますし、「.info」のサイトで上位もあれば下位もあります。もちろんこれら以外のドメインでも同じことがいえます。
取得可能であれば「.com」がいいかな、というレベル
「ドメインタイプはどれを選ぶべきか」についてですが、希望するドメインが空いていて、かつ、年間の維持費用を気にしないのであれば「.com」がよいと思います。
「.com」は最もポピュラーなドメインですので、後々になって同じドメインで他の人に「.com」を取得されると、なんとなくその第三者がそのドメインの本来の持ち主のようなイメージになってしまいます。空いているのであれば「.com」を取得しておきましょう。企業であれば「.jp」もよいでしょう。
ただし、希望するドメインの「.com」がすでに誰かに取得されている場合や、年間維持費用(.comは1,000円程度/年)をもっと安くしたい場合には、無理に「.com」を取得する必要はありません。それ以外のドメインタイプで何も問題ありません。
日本語ドメインはオススメしない
最近は日本語ドメインのサイトもよく見かけるようになりましたが、そのほとんどはアフィリエイトのサイトです。個人ブログや企業サイトでは日本語ドメインはほとんど見かけません。
日本語ドメインは、検索結果一覧に表示された際にキーワードが目に入りやすいということはあると思いますが、SEOとして有利というような根拠もありません。また日本語ドメインは、Punycode(ピュニコード/プニコード)変換しなければ、メールアドレスなどにもそのままでは利用できません。
「アフィリエイトサイト運用でどうしても利用してみたい」という場合以外は、わざわざ日本語ドメインを取得する必要はないでしょう。
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whois情報の代理公開について
ドメインを取得すると、「whois情報」の登録をしなければいけません。
whois情報とは、簡単にいうとそのドメインの所有者が誰であるかをネット上で公開している情報のことです。これは独自ドメインを取得すれば例外なく登録しなければいけません。
しかし、企業サイト等では名前や住所を公開しても大して気にならないと思いますが、個人で取得した場合は名前や住所をネット上で公開することはかなり抵抗があると思います。抵抗どころか絶対に嫌ですよね。
そんなときに便利なのが、whois情報の代理公開サービスです。これは、ドメインを取得したときのサービス提供会社の情報を代理で公開してもらうサービスです。個人でドメインを取得する場合はぜひ利用しておきましょう。
ドメイン取得会社は「お名前.com」か「ムームードメイン
」のどちらかを使っている人がほとんどです。どちらもwhois情報の代理公開にも対応しています。
whois情報の代理公開の料金体系には少し違いがあり、
となっていますので、注意してください。
ちなみに私は後者の、いつでも無料でwhois情報の代理公開の申請ができる「ムームードメイン」を使っています。
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まとめ
独自ドメインを取得する際は、自由に文字列を選んで問題ありません。SEOに関しては、ドメインを取得後、サイトで掲載する記事やURLで意識して行いましょう。
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