遠くで鳴っている音のはずなのに自分のすぐ耳元で響いている…そして頭が痛い。
二年に一回ぐらいの頻度で耳元で色々な音が響く症状が起こり、頭が割れるように痛くなります。耳鳴りとは少し違います。
まるで耳の横10cmほどに拡声器が置かれていて、そこから私の耳にめがけて話しかけられているような、そんな感覚です。
「遠くで鳴っている音のはずなのに耳元で聞こえる」
「自分の声が耳元で反響する」
というハウリング(共鳴)症状が起こっているときは、聴力が低下している可能性が大きいです。私もこれまで例外なく聴力が落ちていました。単なる耳鳴りと片付けないほうがいいです。
ハウリング症状と耳鳴りでは、原因が違います。

ハウリング症状とはどんなもの?
ハウリングとは「キーン」「ピー」という電気信号のような音が聞こえる症状です。
よく、イベントやカラオケで使うマイクをスピーカーに近付けると「キーン」という音が鳴りますよね。それと同じような音が耳元で鳴っています。
両方の耳が同時にハウリングすることは滅多にありません。右耳か左耳のどちらかで急にハウリングします。私の場合は右耳です。
最初は「あれ?なんか耳鳴りしているのかな」ぐらいの感じです。しかし、通常の耳鳴りであれば数分~1時間ほどで治まるのですが、ハウリングの状態になったときは、なかなか症状が改善しません。
ハウリングしているかどうかは、駅のホームや商業施設などで流れる館内アナウンスによって気付くことが多いです。特定の音域(周波数)だけ耳元で共鳴します。
また、口笛を吹くと耳鳴りなのかハウリングかの区別がしやすいことが分かりました。聴力低下を伴うハウリングの場合は、口笛を吹くと耳元で「キーン」「ピー」という感じで共鳴します。
私の場合、この状況になったら活動をおさえて安静にするように心がけています。

ハウリングする原因
ハウリングは突然起こる難聴ですので「突発性難聴」や「メニエール病」と診断されることが多いと思います。ストレスや血行不良、もしくは脳や耳の病気が主な原因です。
ハウリングして聴力検査をすると特定の周波数に対する聴力がガクンと落ちていることに気づきます。以前に検査結果のグラフを見せてもらったことがあります。
私の場合は、右耳である周波数の聴力が低下しています。こうなると薬の治療と安静が必須です。
突発性難聴と診断されたら
ハウリング症状が出た場合は突発性難聴と診断されることも多いでしょう。その場合は、安静が第一です。
医師からは「絶対安静です」と警告されるかもしれません。私も「仕事も休んで家で寝てなさい」と言われました。大袈裟ではなく聴力を回復させるためには大事なことです。
突発性難聴は、早期発見して薬を服用し、安静にしておくことで聴力が回復する確率は高まります。症状がひどい場合は点滴治療になる場合もあります。
突発性難聴になった場合、完治するのが3割、聴力は回復するが耳鳴りが残るのが3割、残りの3割は聴力が回復しないといわれています。
聴力を回復させるためには以下の対応が大事です。
- 早期の治療
- 安静にしておく
耳の様子がおかしいと感じたら、すぐに耳鼻科に診察へ行きましょう。早期治療ができれば完治する可能性も高まります。
耳に違和感があっても「単なる耳鳴りでしょ」と軽視してしまいがちですが、放置すると深刻な事態になりかねません。聴力は一度落ちてそのまま放置してしまうと二度と回復しないそうです。
大事な体ですので、時間や手間を惜しまずに診察に行くようにしましょう。

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