自分が興味のあるサイトの更新情報を簡単に把握することができるのがfeedlyやRSSのメリットですが、ブログ運営者の立場から見たとき、少しだけ困った事態になることがあります。
その困った事態とは、一旦、ブログで記事を公開するとその後ブログ側で記事を削除してもfeedlyに取り込まれた記事(データ)の変更や削除がまず無理だということです。
GoogleやYahooなどの検索エンジンのキャッシュは記事削除後しばらくは見ることはできますが、次第にインデックスから削除されて表示されなくなりますのでそれほど気にしなくて良いでしょう。また、RSSも仕様により閲覧できる記事数にバラツキがありますが、基本的には古い記事はリストに表示されなくなることが多いと思います。
しかしfeedlyのデータはとことん残ります。事実として当ブログで削除した記事はほとんど残っています。削除して半年以上経過する記事も残っていますし、お遊びで書いた記事もガッツリ見れます。。。
feedly上の記事を削除するために試した方法(全部ダメでした)
ブログ側で記事を削除
真っ先に考えられるのはこの手法でしょう。記事を削除すればfeedlyのデータベースからも消えてくれると思いますよね。ですが、ブログ記事を削除して半年経過してもfeedlyにはガッツリ残っています。
削除した記事のURLを別URLへ301リダイレクト
削除した記事のURLを別の記事が存在するURLへ301リダイレクトしてみました。ですが、こちらも全く変化は起こらず、feedlyには残っています。
記事は削除せず中身を空にして上書き更新
削除してもダメなら今度は編集だ!ということで、記事の中身を空っぽにして上書きしてみました。ですが、こちらもfeedlyのデータベースが空の記事で上書き更新されることはありませんでした。きっちりと残っています。
対処方法はないのか?
あれこれと試してみましたが、feedlyは一度データベースに取り込まれると上書きもなかなかされず、削除してもそれが反映されるという事実は全く確認できませんでした。
ということは、一旦、feedlyのデータベースに取り込まれたらこの世から削除することはできないと言えるでしょう。
公開後にどうしても記事を削除したいと思うこともあると思いますが、そんなときに困らないように対策を考えてみましょう。
公開は慎重に行う
基本的なことですがとても重要なことです。
記事を書いてすぐに公開するのではなく、一晩置いてから公開するなど気持ちにゆとりのある状態で公開しましょう。本当に公開してもいい内容なのか、タイトルタグの変更を後でしたくならないか、じっくりとチェックをしてから公開するようにしましょう。
削除する場合はできるだけ早く
feedlyのデータベースに取り込まれる前であれば記事を削除すれば無かったことにできます。ですので、公開後に削除したいと思ったときにいつでも削除できる体制が理想です。
例えば、外出時でも記事の編集や削除が可能なスマホアプリでメンテナンスできる環境を用意しておくことも大事です。
RSSの全文配信と部分配信どちらが良いかを考える
RSSやfeedlyに取り込まれる際のデータを部分配信(記事の一部だけ)という仕様にしておくと、削除後に閲覧可能なデータも一部だけに留めることはできます。全文配信の場合は記事を削除してもRSS上ですべての内容を見ることができます。
ただし、RSSの本来の目的からすると全文配信することにも意義はありますので、どちらが自分に向いているかをよく考えて選択してください。
今回のようなリスクを極力避けたい方は部分配信が良いでしょう。
「登録ボタンを設置していないから安心」ではない
「自分のブログにはfeedlyやRSSの登録ボタンを設置していないから関係ないよ」ではありません。こういったフィードは大体決まったURLとなっていて、無料ブログのアメブロなどでも簡単にfeedlyに登録できてしまいます。
記事データはfeedlyのデータベースに蓄積されているわけです。ですので、他人事とは考えずにこういった事情があることをしっかりと理解しておきましょう。
最後に
RSSやfeedlyは購読者には非常に便利なツール(仕組み)ですが、ブログの運営者の方はどのような影響が自分のブログにあるのかを知っておきましょう。
一時の感情で公開した記事や後で見直したときに恥ずかしいと思うような記事はできるだけ公開しないように日頃から気をつけていただければと思います。
書いた記事は一晩置いてから公開するのもいい方法かもしれませんね。
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