フラワーアレンジメントを作る際に欠かせないグリーン。
花を引き立たせ、表情豊かにみずみずしく演出してくれます。
土台のオアシスを隠したり、花と花の間に入れてアクセントを付けたりと、グリーンをうまく使うことで、きれいなアレンジに仕上げることができます。
今回はアレンジメントに使いやすいおすすめのグリーン、使い方の工夫などを紹介します。
初心者におすすめ。緑の面が広いグリーン7種
緑の面が広いグリーン(面状グリーン)は、1枚添えるだけで格好良くなり、デザイン性に富んだあしらいが楽しめます。
花材が少ない時など土台隠しにも役立ちます。
面丸タイプ:輪郭に丸みのあるグリーン
面丸グリーンは、大きな緑の面そのものにインパクトがあり、フォルムが面白く、1枚加えるだけで花にも負けない存在感を持ちます。
緑の広がりを見せるように、形を活かしてシンプルに活けるのが基本。
ただし、平面的な葉なのでのっぺりして見えないよう、丸めたり切り抜いたりして立体感をつけてみると良いでしょう。
1.モンステラ
面丸グリーンの代表格で、トロピカルなイメージ。
大きい葉にギザギザの深い切込みがあり、迫力のあるメリハリが効いたアレンジになります。
2.ゲイラックス
面の葉の中では小さく、丸みのある形とフリルで柔らかい雰囲気を出せる葉。
重ねて使ったり、丸めて花を包んで仕切りのようにして使うのも良いですね。
3.アンスリウム
適度な大きさと硬さがあるので、丸めたりする時も使いやすいアンスリウム。
つややかな光沢のあるハートの形で、ピンと伸ばして入れても可愛いです。
面長タイプ:縦に長い形のグリーン
幅だけでなく長さもある面長グリーンは、面丸よりの使い方のバリエーションが豊富です。
長さのあるものは使い方が難しいと感じるかもしれませんが、巻いたりねじったりと形を変化させてアレンジのアクセントとして加えるとバランスが取りやすいです。
4.ハラン
しなやかで加工がしやすいので使われる事が多い葉。
縞入りのものを使えばガラリと雰囲気が変わります。
5.ニューサイラン
細身で硬い葉。縦に葉脈が並ぶため、手で簡単に裂くことができます。
白や黄色の縦縞が入る品種もあり、印象も軽やかです。
6.ドラセナ
種類も多く、大きさや色も様々。大きな葉は丸めて足元を隠したり、小さい葉のものはボリューミーなまま挿してアクセントにできます。
7.タニワタリ
光沢のある肉厚の葉は、サイドのウェーブが存在感たっぷり。入れるだけでアクセントになりますね!
とても丈夫なので、折ったり水に沈めても腐りにくいのが良いところ。
グリーンを生かすテクニック
1.丸める、巻く
葉の表が外側になるように丸め、ホッチキスで留めます。
葉が裂けてしまわないように、繊維に対してホッチキスが斜めになるように留めましょう。
2.重ねる
面積の広い葉を並べて使うと平面的な印象になってしまいます。
葉を少しずらしながら重ねて、動きと立体感をつけます。
3.切る、裂く
大きな面丸の葉は、花とのバランスが取りづらいことがあります。
そういう時は、適度な大きさに葉をカットしてみましょう。
ニューサイランなどの面長の葉は裂きやすく、簡単に太さを変えることができます。
細かく裂くほど質感が柔らかくなり、繊細な雰囲気を出すのにピッタリ。
4.歪める、カールさせる
枝の部分を少し歪めて表情をつけたり、細長い葉をカールさせて動きを出してみましょう。
カールのクセ付けは、指やペンなどに数回巻き付けて作ります。
複数の葉を入れる場合はカールの強さを変えてみても良いでしょう。

まとめ
今回は初心者でも使いやすい、面が大きい代表的なグリーンを紹介しました。
作りたいアレンジに合った雰囲気のものを、お好みで選んでいろんな工夫をしながら、表情を持たせてアレンジを作ってみましょう。

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