「食生活を見直してワキガのニオイを抑えたい」
このようにお考えの方も多くいらっしゃると思います。
ワキガの原因は遺伝的な体質による部分が大きいため、食べ物だけでワキガ自体のニオイを抑えることは少し難しいかもしれません。
ですが、ワキガと体の体臭は混ざり合って発散していますので、体臭を抑えることは体から発散するニオイの抑制にはつながるといえるでしょう。
正しい食生活を続けることで体質は改善され、ニオイも軽減されていくはずです。
食べ物が体に与える影響
私たちの体は食べた物からしか作られませんので、何を食べているかというのは体質に大きく関わってきます。
動物性脂肪はアポクリン汗腺を活発化
肉やバターなどの動物性脂肪は、ワキガの原因となる汗を分泌するアポクリン汗腺と皮脂腺を活発化させます。
アポクリン汗腺や皮脂腺が活発化すると、汗が出る頻度や分泌量が増えますので、それに比例してニオイも強くなってしまいます。
体臭をケアするには、動物性脂肪の摂取は控えるほうがよいでしょう。
たんぱく質の摂取で体温が上がり、汗をかく
牛肉や豚肉、卵などたんぱく質を多く含む食品を食べると体温が上がります。
これは食べた後の栄養素が熱エネルギーとなって放出されるためで、特にたんぱく質は摂取したエネルギーの30%近くが熱エネルギーに変わります。
そのため、体温が上昇しやすく汗もかきやすくなります。
他にも、辛い料理や香辛料は、汗を分泌することにつながります。
大量の汗は脇をアルカリ性に変化させ、細菌が繁殖
汗を大量にかくと、汗の成分により脇の下が酸性からアルカリ性へと徐々に変化していきます。
脇にいる細菌は、脇が酸性のときは繁殖できずにおとなしくしているのですが、アルカリ性に変化すると活発化します。
そのためアルカリ性に傾いた脇は、細菌による汗や皮脂の分解がどんどん進み、不快なニオイを発生させる原因となります。
良い汗をかく習慣は大切
汗はニオイのもとという印象がありますが、汗には良い汗と悪い汗があります。
良い汗の成分はほとんど水分でサラサラとしており、ニオイの原因にはほとんどなりません。
一方、悪い汗はベタベタとしていて、アンモニアや尿素などを多く含んでいるため、ニオイの原因となります。
良い汗をかくか、悪い汗をかくかは汗腺の機能が正しく働いているかが大きく影響しています。
日頃から汗をかく習慣がある人は、汗腺も正常に働いて良い汗をかけますが、汗をかかない人は汗腺が正しく機能せず、体内の様々な成分が汗と一緒に漏れ出してしまいます。
汗腺の機能は、ワキガを抑える入浴法で高めることができますので、ニオイが気になる人は汗腺を正しく機能させることも意識してみましょう。
体臭と食べ物の関係
食べ物には体臭をキツくするものと抑えるものがあり、体臭の強さにも関わってきます。
「体臭をキツくする食べ物だから摂取しない」と判断するのではなく、偏った食生活にならないように心がけることが大切です。
体臭を強める食べ物
体臭を抑えるためには、以下のような食材の食べ過ぎに注意しましょう。
体臭を抑える食べ物
体臭をケアするために積極的に摂取したい食材です。
バランスの良い食事が大切
体臭を気にしていると「体臭を抑えたいから野菜ばっかり食べるぞ!」という人も出てくるのですが、これは大きな間違いです。
食生活は健康を維持する上でとても大切なことです。
偏った食事を続けると栄養が偏り、体臭の問題だけでなく体のあらゆる部分に影響がでてきます。
これはダイエットと同じような考え方で、無茶な食生活は体を壊します。
まずは健康に毎日を過ごすためにバランスの良い食事をすることを最優先し、その中でできることを体臭改善のために取り入れていくようにしましょう。
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