目が悪くなってくると「まずはメガネから」という場合が多いですよね。その後、スポーツをしたり仕事をしたりという過程でコンタクトレンズに切り替える方も多くいらっしゃるでしょう。
私も現在、メガネとコンタクトレンズを併用して生活しています。
本記事では、これからメガネからコンタクトに切り替える、また併用する予定の方に参考となる情報をご紹介します。
メガネとコンタクトレンズの違い
まずはメガネとコンタクトレンズの違いを簡単におさらいしておきます。
まずはメガネですが、こちらはレンズの中心では適切な視力に矯正できますが、周囲にいくとゆがみが出てくるため、度数が強いと目がチカチカしたり、ひどいときはめまいがする場合もあります。
ですので、一般的にはメガネの度数は少し弱めに作ることが多いです。メガネは日常生活やデスクワークをする場合に向いています。
一方のコンタクトレンズは、黒目の上にレンズが覆いかぶさる形になりますので、キョロキョロと視線を動かしても矯正された視力が変わることはありません。どこを見ても一定の視力が維持できます。また強めの度数でもめまいはあまりしません。
ですので、コンタクトレンズはスポーツをする場合に向いているといえます。ボールを追いかけたりするときも目の動きに影響されることなく、視力を矯正してくれます。
これらの特徴から、メガネとコンタクトレンズは生活スタイルに応じて使い分けるというのがおすすめです。

メガネとコンタクトの併用について
コンタクトレンズを使い始めたとしても、一生メガネをしないというわけにはいきません。コンタクトレンズとメガネは併用するのが一般的です。
外出時はコンタクト、部屋にいる時はメガネという方がほとんどではないでしょうか。
コンタクトレンズはどのメーカーも連続装着は12時間ぐらいまでにすることを推奨しています。
目は呼吸しています。起きている間ずっとコンタクトレンズをしていると徐々に目が酸素不足となり、夜には充血し始めることもあります。
慢性的に目が酸素不足になると、白目にある血管が黒目の中まで入ろうと伸びてきてしまい、最悪の場合は視力障害につながる可能性もありますので、装着時間には注意しましょう。
例えば、毎日の睡眠時間を6時間とすると、日中活動している18時間のうち、6時間ぐらいはコンタクトは外して生活することが望ましいです。寝る前の6時間は外すというのが実践しやすいでしょう。
目を休めることは安全なコンタクトライフに必要不可欠です。
どれだけ酸素の透過性の高いソフトレンズを装着していたとしてもこのルールは守ることをおすすめします。

メガネとコンタクトの度数は同じでいいの?
メガネからコンタクトレンズにする場合、同じ度数で購入していいのか悩みますよね。
まず原則として、メガネとコンタクトレンズは目から矯正するレンズまでの距離が違います。コンタクトレンズは目にピタッとフィットしますので、目との距離がゼロですね。そのため、度数が弱めでも矯正能力は高くなります。
すでにメガネを持っていてその度数が分かっている場合は、メガネよりも少し弱い度数のコンタクトレンズで同じ矯正視力になるということです。メガネと同じ度数を装着するとコンタクトでは見えすぎて少しキツく感じるかもしれません。
ただし、どれだけ弱めの度数にすればよいのかは、乱視が入っているかどうかや、個々の矯正能力の差があるため、一概にはいえない事情があります。
もちろん理想は眼科医やコンタクレンズショップに行って、適正な矯正視力のための度数を計測してもらうことですので、時間がなくて行けない場合の参考としてお考えくださいね。

外出時にメガネは持って行くべき?
学校や仕事にコンタクトレンズで通うようになったとき、メガネは万が一のために常備しておくべきか?と気になる方もいらっしゃるでしょう。
コンタクトレンズ暦20年の管理人の経験談も踏まえますと、答えは不要です。
外出時にコンタクトレンズを外すシチュエーションにはどんなものがあるでしょうか。少しイメージしてみましょう。
- 目の痛み(傷やホコリ)により目が開けていられなくなったとき
- 海やプールに入るとき
- 寝るとき(泊まりのとき)
主にこれぐらいですね。
つまり、普通の生活ではコンタクトレンズを外す必要性はほとんどありません。私が20年近くレンズを装着していて日中にレンズを外したのは一回だけです。ゴミが入ったときに痛くて外しましたが、洗って再度装着しました。
ですので、朝コンタクトレンズを装着して出かけたら、家に帰るまでレンズを外すことはまずありません。ただし、旅行や出張など外泊する場合はメガネは必要ですので持って行きましょう。
「朝、家を出るときに装着して、帰ったらレンズを外す」
これで12時間の連続装着ルールはだいたい守れると思います。
メガネからコンタクトにすると維持費用が変わる
これまでメガネで生活されていた場合は、メガネ購入時に代金を支払うのみで、それ以降は修理などなければ特に費用はかからなかったと思います。
しかし、コンタクトレンズを付ける場合は定期的に費用が必要になります。一般的に必要になるのは以下の2つです。
- 使い捨てコンタクトレンズの本体代金
- 保存液などのケア用品代金
1.は大体3ヶ月(または1.5ヶ月)のサイクルで費用が必要になります。
例えば、2週間使い捨てタイプの場合、一箱購入すると6枚入っています。2週間使い捨てタイプの場合は一箱あたり2,000円前後です。
左右の度数が違う場合は、左目と右目用でそれぞれ一箱ずつ(計二箱:約4,000円)を購入することになりますので、2週間レンズ×6枚=12週間(約3ヶ月)が買い替えサイクルになります。
両目の度数が同じ場合は一箱に入っている6枚を左右で使いますので、上記パターンの半分の1.5ヶ月が買い替えサイクルになります。
まとめ買いをしておけば半年や一年に一回の購入だけで済ませることもできます。
2.のケア用品については、容器の大きさにもよりますが、およそ1~2ヶ月ごとに購入が必要になります。こちらもまとめ買いをしておけば頻繁に買う必要はなくなります。
予備レンズは必ず保管しておく
1dayや2weekのレンズを使用する場合は箱買いになりますので、普段は自宅に予備のレンズがいくつかある状態になります。
万が一のトラブルでレンズを捨てなければいけないときもありますので、そういったときにすぐに新しいレンズを装着できるよう自宅には予備のコンタクトレンズを必ず置いておきましょう。
少なくとも今、装着しているレンズがダメになっても3~4日は自宅のストックだけで生活できるようにしておくと安心です。

コンタクトレンズの購入方法
コンタクトレンズの一般的な購入方法は
- 通販ショップで購入
- 街のコンタクトレンズショップで購入
のどちらかになります。自分の度数が全く分からない場合は眼科医や街のコンタクトレンズショップで購入されることをおすすめします。
しかし、すでに度数がある程度分かっている場合は、通販ショップでの購入がおすすめです。私もここ数年は街のコンタクトレンズショップには行ったことがありません。ネットで「ポチッ」で完了です。
値段も簡単に比較できますし、何より買いに行く時間を作る必要がありません。ですので、個人的には通販ショップが便利だと思います。

最後に
コンタクトレンズはとても便利ですが、装着方法や使い方は最初にしっかりと学んでおき、安全なコンタクトライフをお過ごしくださいね。
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