ハイビスカスと似ている花の種類や見分け方

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ハイビスカスといえば南国のイメージ。散歩をしていると、ハイビスカスに似た花を見かけて「夏だなー」と感じます。

よく見かける、いかにも夏!という風情のあの花は、ハイビスカスとは違うのでしょうか。今回は種類や見分け方を紹介します。

 

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実は同じアオイ科の花

暑い道端にスーッと伸びたタチアオイ。

庭先からワサワサ生えているムクゲにフヨウ。これらはハイビスカスと同じアオイ科の植物です。

特によく似ているムクゲ、フヨウは同じフヨウ属。フヨウ属は英名でHibiscus…そう、ハイビスカス属なんですね。

そして日本では、このフヨウ属の中でも熱帯〜亜熱帯性のいくつかの種に限り、ハイビスカスと呼んでいます。

 

一般的にハイビスカスと呼ばれる花は?

ハイビスカスの仲間は世界の熱帯・亜熱帯を中心に250種ほどの野生種が知られています。

その中で、ブッソウゲやその他の野生種を掛け合わせて作られた園芸品種を総称としてハイビスカスと呼んでいます。

おしべが柱頭の先端の方につき、メシベとおしべに色がつく事が多くメシベが正面を向いています。花の中心部分が濃い赤やピンクで、葉の切れ込みは浅く、ツヤがあります。

花期は6月上旬~9月頃。

 

よく見かけるアオイ科の花

よく見かけるアオイ科の花をご紹介します。

タチアオイ

アオイ科のタチアオイ属の多年草。(品種によっては一年草)

天に向かってスッと立ち、茎の下に葉が付きます。花はムクゲやフヨウに比べて少し小さめで、花の中心部が淡い緑色をしています。

花期は5月下旬〜7月上旬頃。

ムクゲ

アオイ科フヨウ属の落葉樹。庭に植えられているのをよく見かけます。縦にのびて葉がワサワサっと茂ります。

葉は小さめの卵形で、大半が浅く3裂します。縁には不揃いの鋸歯があります。

メシベの先端はくっついてほとんどまっすぐです。

花期は6月下旬〜10月頃。

フヨウ

アオイ科フヨウ属の落葉低木。

タチアオイやムクゲに比べて花が大きく、枝を横に広げるのが特徴です。

葉は手のひら形で大きめ、互生し5角形状で縁には鈍い鋸歯があります。花はムクゲより一回り大きく、メシベの先端が曲がっているのが特徴です。

花期は8月上旬〜10月頃。

オクラ

切ると粘りが出る夏の野菜、オクラ。実はこれもアオイ科の植物なんです。

オクラの花は黄色に中央が赤の花を咲かせ、これも見た目は少しハイビスカスに似ています。こちらはトロロアオイ属。開花は夜から早朝にかけて、昼頃にはしぼんでしまいます。

午前中に散歩に出ると、畑で見かける事ができるかも?

 

まとめ

ハイビスカスというのはフヨウ属の事だったんですね。

よく見かけるけれどハイビスカスとは違うのかな?とモヤモヤしていたのでスッキリしました。これらは花だけで見分ける事は難しいので、葉や茎など植物全体を見て区別しましょう。

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