「寝る前になると、耳鳴りが気になって寝れない…」
このような症状に悩まれている方も多いと思います。
夜になって周囲が静かになり、テレビやエアコンなどの音も消えることで今まで気にならなかった自分の耳鳴りが気になるようになります。なかなか寝付けずに不眠になる方も少なくありません。
私は耳鳴りがするようになって10年近く経ちますが、今でも精神的に疲れているときの耳鳴りは非常に大きくなり、睡眠の妨げになることがよくあります。
寝る前に耳鳴りが気になってなかなか寝付けない方に試して頂きたい対策をご紹介します。ぜひご参考にしてみてください。
小さな音を流す
おすすめな方法は小さな音を流すことです。
耳鳴りが気になってしまうのは、耳鳴り以外の音が周囲にないためです。夜になると生活音がなくなり家の中が「シーン」としますよね。そのために昼間は気にならなかった耳鳴りが気になってしまうわけです。
また、昼間は脳が耳鳴りよりも生活に必要な音を重点的に聞き取り、耳鳴りはどちらかというと無視されやすい傾向がありますので気にせずに過ごせています。
こういった人間の処理能力をカクテルパーティ効果といいます。人間はすべての音を均等に聞き取るのではなく、自分に必要な音だけを聞き取り、不要な音は聞き取りません。

心地よい音を流すことが大事
寝るときに、耳鳴りよりも気になる音を作ります。このときの音は、聴いていて「心地よい」と思える音を選んでください。激しい音は睡眠の妨げになりますのでNGです。
個人的には、スマホに取り込んでいる音楽を小さな音量で流すという方法が手軽でおすすめです。
寝るのに邪魔にならない音であれば、音楽でなくても好きなラジオや映画などでもいいでしょう。小さな音量で流しながら寝てみてください。
それらの音が流れることにより、脳はそちらの音も聞き取ろうとしてくれますので、耳鳴りだけを集中して聞き取ることがなくなります。「なんとなく心地よい音が聞こえるなぁ」と思っている間に眠りにつけるでしょう。
具体的な話ですが、スマホの音楽を聞くのであれば、アルバム1枚分の再生にしておくと再生終了後にしばらくすれば本体の電源も落ちますので、つけっぱなしで寝るという心配もいりませんね。
生活習慣を改善する
慢性的な耳鳴りは自然にはなかなか治ってくれません。
耳鳴りをしないように普段の生活習慣を改善することも大事です。
精神的ストレスなど血行不良から耳鳴りを引き起こしている場合は、筋肉の緊張をほぐすことで耳鳴りの程度を和らげる効果があります。
仕事で立ちっ放し、座りっぱなしなど筋肉が固まっている可能性がある場合は、自宅に帰ってからゆっくりとストレッチをして筋肉の緊張を和らげてみましょう。

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