リスティング広告への入金(デポジット)を行う際、Yahooスポンサードサーチでは事前に把握しておいたほうが良いことがあります。
これからリスティング広告を始める方、運用を始めて間もない方は下記の運用マニュアルもぜひ合わせてご覧ください。現場で使えるリスティング広告の運用ノウハウをまとめています。
必要な広告予算は目標から逆算する
予算については実際はいくらでも構いません。
1ヶ月あたり、数千円でも数百万でもリスティング広告は配信することができます。
ですので、大事なのはリスティング広告を配信してどれだけの効果を見込みたいかで予算が決まります。
具体的な話で言いますと、自社サイトにユーザーを誘致して商品の認知度を上げたいという目的があったとします。
この場合の予算ですが「1ヶ月で1,000人の訪問者」を目標として、設定キーワードのクリック単価が100円(/クリック)だったとすると月額予算は「100,000円」という計算になります。
考え方は、1,000人×100円=100,000円 です。
予算はお客様の目標によって決まるというのがリスティング広告の特徴です。
Yahooは課税、Googleは不課税(非課税)
また、この入金額については、YahooとGoogleで課税/不課税が異なります。
Yahooは消費税は差し引かれて反映されます。つまり、10,000円/月を純粋に広告費として利用する場合は、消費税8%(2014年10月現在)を足した10,800円を入金する必要があります。ですので、仮に10,000円を入金すると、広告費用としては9,200円分だけ利用できるということになります。
一方、Googleは海外との取引になるため不課税(非課税)となります。10,000円を広告費として利用する場合は、10,000円を入金します。この違いについて事前に知っておきましょう。
また、消費税の扱いについては、クライアントや上司に話をする際には先に認識を合わせておくほうが良いと思います。例えば額が大きくなっていくと、2,000,000円/月の予算の場合、160,000円分が消費税として消えるのか広告予算として利用できるのかでは大きく変わってきます。
デフォルトでは入金時にインタレストマッチに30%が割り振りされる
Yahooスポンサードサーチでは、デフォルトで「インタレストマッチ」への設定が「配信する/インタレストマッチへの入金割合:30%」となっています。
そのため、例えば10万円の予算を入金すると、
リスティング広告:インタレストマッチ=70,000円:30,000円
というように自動的にインタレストマッチにも予算の一部が割り振られます。
この割合を変更する場合は、
管理画面>スポンサードサーチ>資金管理>入金割合設定
より「インタレストマッチ入金割合」よりプルダウンにて割合を選択します。
資金移動には「広告掲載停止」と「24時間の待機時間」が必要
一旦、入金を行うと、広告掲載中には資金移動ができませんので、資金移動を行う場合は、キャンペーンの掲載を一時停止にする必要があります。
この際、掲載停止にしてから24時間が経過しないと管理画面内の設定ボタンが有効になりませんのでご注意ください。
Yahooスポンサードサーチには、もうひとつYahooディスプレイアドネットワーク(YDN)という広告の種類があります。
こちらはアカウントIDや予算もスポンサードサーチとは別管理となっており、スポンサードサーチに入金しても予算は反映されません。
振込先の銀行口座もスポンサードサーチとは別になっています。
なお、Googleアドワーズは、検索ネットワーク広告/ディスプレイネットワーク広告で共通の予算管理となっていますので、振込先の銀行口座は1種類です。
ジムで使えるLINEスタンプです