「他人に比べて自分は脇のニオイが強い気がする。ワキガなのかな…」
このような不安を抱えている方も多いと思います。
ワキガかどうかは個人差があるので明確な判断が難しいものですが、ワキガの傾向があるかどうかはセルフチェックで分かります。
まずはワキガの傾向があるのかを把握し、自分に適したワキガ対策を始めるようにしましょう。
ワキガのセルフチェック方法
脇のニオイが気になる方は、一度、ワキガのセルフチェックをしてみましょう。
以下の項目で当てはまる数が多いほど、ワキガである可能性は高いといえます。
ですが、当てはまったからといってワキガであると決まるわけではありませんので、過度の心配はしないようにしてください。
あくまで判断材料のひとつとして捉えましょう。
- 耳垢が湿っていてベットリとしている
- 他人から体臭を指摘されたことがある
- 下着やシャツが黄ばむ
- 両親のどちらかがワキガである
- 脇毛が多い
- 脇汗が多い
- 喫煙や飲酒の習慣がある
- 肉類や油ものをよく食べる
それぞれの項目の理由について、解説していきます。
耳垢が湿っていてベットリとしている
人の耳垢には、乾燥しているタイプと湿っているタイプの2種類があります。
耳垢が湿っている理由は、耳の中にアポクリン汗腺が多く存在し、活発に動いているからです。
アポクリン汗腺はワキガの大きな要因であり、耳以外にも陰部や脇に存在する汗腺ですから、耳の中のアポクリン線が多い人は脇にも多い可能性が高いため、ワキガ体質の傾向があるといえます。
脇のニオイが常に気になる
日常生活の中で、常に自分のニオイが気になるという場合はワキガ体質の疑いがあるといえます。
誰にでも運動後や働いた後など汗臭くなるシーンはありますが、お風呂に入った直後、汗をかいていないときでも常に自分の脇のニオイが気になるという場合は、ワキガ体質の可能性があります。
下着やシャツが黄ばむ
下着やシャツが黄ばむ原因は、アポクリン汗腺から分泌される汗の成分によるものです。
アポクリン汗腺からの汗には、タンパク質や脂質、アンモニアなどが多く含まれています。
また、リポフスチンという色素成分も含まれており、これらの成分が黄ばみの原因となります。
黄ばみができやすい人は、脇にあるアポクリン汗腺からの汗の分泌量が多いといえます。
両親のどちらかがワキガである
ワキガは遺伝しやすい特性があり、片親がワキガだと50%、両親ともにワキガだと75%で遺伝するといわれています。
両親のどちらかがワキガである場合は、自身もワキガである可能性は高いといえます。
逆に両親ともにワキガでない場合は、自身の生活習慣やホルモンバランスの乱れなどにより脇のニオイが強くなっていると考えられます。
脇毛が多い
アポクリン汗腺は毛根部分に存在しますので、脇毛が多いということはアポクリン汗腺も多い可能性が高いということです。
男性の場合は柔らかく広範囲に脇毛が生えている方、女性の場合はひとつの毛穴から複数の脇毛が生えている方にアポクリン汗腺が多くみられる傾向があります。
脇汗が多い
汗をたくさんかく多汗症とワキガは別ですが、併発しているケースもよくあります。
汗の蒸発に伴って脇のニオイは発散されますので、かいた汗を放置することはニオイを周囲にどんどん拡散することにつながります。
喫煙や飲酒の習慣がある
タバコはアルコール類にはニオイ成分がたくさん含まれているため、ワキガ臭を強める可能性が高くなります。
また、ニコチンやアルコールは汗腺を刺激する働きがあるため、喫煙や飲酒を習慣化している方はニオイが強くなってしまいます。
肉類や油ものをよく食べる
肉類や油ものをたくさん食べると、アポクリン汗腺からの分泌物にも脂肪成分が加わり、ニオイが強くなります。
また、肉類や油ものは汗腺を刺激してしまうため、分泌量を増やしてしまい、ニオイを強めることにつながります。
ワキガ臭を実際にチェックする
ワキガ臭がしているかを実際にチェックする方法をご紹介します。
サランラップやティッシュ、綿棒を使う
一般的なのはサランラップを使ったチェック方法です。
ティッシュや綿棒でも同様にチェックできますが、ラップは無臭でニオイも逃げにくい性質があるので、自宅にラップがある場合はラップが一番オススメです。
チェックの手順は以下の通りで、とても簡単です。
- 数cmに切ったラップで脇の下をこする
- こすったラップを少し置いて乾かす
- ラップのニオイを嗅ぐ
2の手順でラップを乾かすのは、脇汗でラップがじんわりしているときより、乾燥した後のほうがニオイがより鮮明になるからです。
ラップを嗅いだときに削った鉛筆の芯、または硫黄のようなニオイがすれば、ワキガ体質の可能性があります。
体調や食べたものによってもニオイは多少変化しますので、一般的な汗のニオイ(汗臭さ、酸っぱさ、生臭さ)以外の強いニオイがする場合は、ワキガ体質の可能性を疑ってみましょう。
指でのニオイチェックが不向きな理由
上記のチェック手順を「指で脇をこすればもっと手軽じゃない?」と思われる方がいるかもしれません。
ですが、手(指)には触ったもののニオイや、皮脂のニオイがすでに付着しており、純粋なニオイチェックには向いていません。
また、自分の手のニオイは日頃から嗅ぎ慣れているので頭の中がリセットしにくく、判断がブレてしまいがちです。
できるだけサランラップやティッシュ、綿棒などを利用して客観的にチェックするようにしましょう。
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