LINEスタンプが売れない!売上を20倍に伸ばした方法とは

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「LINEスタンプを作って発売しているのに全然売れない…」

そんな経験をされていませんか?

私はこれまでに3つのLINEスタンプを作成し、LINEストアで発売しています。いずれもオリジナルのキャラクターです。

何を隠そう私も、第一弾と第二弾のスタンプを販売したときはほとんど売れませんでした。それはもうビックリするぐらい。「え、スタンプってみんなもっと買ってくれるものじゃないの!?」と。

心が折れかけましたが、少し工夫をして第三弾を販売したところ、売上が非常によい経過を示しています

私と同じように「LINEスタンプを作ったのに売れない」と悩まれている方はぜひ参考にしてみてください。

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自分のスタンプが一番だという過信

オリジナルのキャラクターを使ったスタンプなので作っている過程で愛着も沸きます。

他のスタンプよりも良く見えてきて「これはきっと売れるぞ」を意気込んでいざフタを開けてみると…全く売れません

管理画面の更新が止まっているのかと思うぐらい売れませんでした。

第一弾のスタンプをリリースしてからほとんど売れていないにも関わらず、次こそは!と意気込み第二弾を作成し、発売しました。その結果、

全く売れません(2回目)

「なぜいい感じのキャラクターなのに使ってくれないんだろう」と思い、考え、悩みました。

その結果、答えが見つかりました。

買う理由が全くないということを。

イラストを書いてアイデアを出し、時間もかけて作ったスタンプですから、スタンプに登場するキャラクターには思い入れがあります。しかしそれは本人だけです。

一般の方はこのキャラクターがこの世に存在することすら知りません。それが現実です。

このままでは何個作ったところで結果は同じ、そう思いました。下手な鉄砲も数打てば当たるとはいいますが、この調子では何千、何万と作らなければそんなラッキーなことにも巡りあえないでしょう。

時間は有限です。無駄に浪費していてはいけません。

そこで第三弾のスタンプではちょっとした工夫をしてみました。

売れるスタンプを作るには?

これは非常にシンプルで、自分自身に置き換えるとヒントが見えてきます。

皆さんがLINEスタンプを購入するときのきっかけはなんですか?

  • 好きなキャラクターだったから
  • 面白いと思ったから
  • 具体的で使いやすそうだったから

などが主な理由だと思います。

このうち「好きなキャラクター」というのはすでに認知されているキャラクターでないと候補に挙がることは難しいです。素人が勝手に考えたキャラクターが突然人気が出るはずもありません。

面白いと思ったから」はアイデアと画力が必要です。これは狙えなくもないですが、すでにLINEスタンプは何万もの種類が販売されているため、全く新しいアイデアを生み出すのは相当難しい状況です。

新しければ何でもいいわけではなく、そのアイデアが使う人に受け入れられなくてはいけませんからね。

レッドオーシャンのLINEスタンプ市場でわずかなのぞみがあるのは「具体的で使いやすそうだったから」という層だと言えます。

私が第三弾のスタンプで意識したことは使ってくれる人を限定することでした。

万人に受けるキャラクターはその性格上とがった特徴を持たせることができません。誰もが可もなく不可もなく使えるキャラクターは見た目も性格も丸くないといけません。

万人受けするキャラクターは認知を拡大するためにお金と時間をかけてようやく育ちます。「みんなが知っている」の裏側には多くの努力と費用がかかっています。

これから参入する予定の方は「具体的で使いやすそう」なスタンプを作成されることをおすすめします。

関連記事:LINEスタンプの審査期間はどれぐらい?2016年の申請状況について

 

使う人を限定すればスタンプに個性が生まれる

第三弾で作成したスタンプはスポーツジムに通う方が使えるものです。

私自身がジムに通って10年近くなり、こんなシーンで気軽に送れるスタンプがあったらいいなぁとよく思っていました。

しかし、スポーツジムで使えるスタンプとなれば、一般生活の中では使いづらくなってしまいます。「おはよう」や「嬉しい」というようなスタンプのほうがいつでも使えますよね。

使ってもらえるユーザーを限定してしまうから対象ユーザーが減ってしまってもったいないなぁとも思いました。しかし、そこは思い切ってトライしました。

その結果、スポーツジムで使えるスタンプを販売したところ、わずか1ヶ月で第一弾、第二弾スタンプ売上の20倍を達成しました。

第一弾、第二弾が発売後1ヶ月で数個しか売れていないということもあっての数字ですが、20倍は嘘ではありません。

使う人を限定し、対象ユーザーを減らしたにも関わらず万人受けするスタンプの20倍の売上になりました。

モノであふれ返った時代に購入してもらうには個性が必要です。万人受けするモノを作っても残念ながら売れません。これもご自身に置き換えてみましょう。

同じようなスタンプが並んでいたら、何を基準に選びますか?

LINEスタンプは価格が共通ですので「安いもの」という選択肢はありませんが、「有名なもの」「ランキング上位のもの」を選びますよね。

同じようなスタンプならわざわざ無名のスタンプを買うことはないでしょう。だからこそ個性は大事です。

これは私が尊敬する藤村先生がおっしゃっていることです。

関連記事:安売りするな!価値を売れ!を読んだ感想。B2Bにおけるエクスマとは?

ここに気付くことができればどういったスタンプを作り出すべきかが見えてくるのではないでしょうか。

認知されなければ存在しないのと同じ

さらに大事なことがあります。

そのスタンプをユーザーに知ってもらわなければ売れません

LINEスタンプのダウンロードのきっかけ

  1. なんとなくスタンプショップを眺めていて: 45.5%
  2. 友だちが使っていたので: 34.1%
  3. 「N」マークの新着通知を見て: 25.5%
  4. 他メディアで知った: 19.5%
  5. TVCMで見たことがあった: 14.2%
  6. その他: 3.9%

LINE 2016年 4月-9月媒体資料(PDF) – LINE株式会社

新たに作ったスタンプはよほどのことがない限り、自力でランキングに入ることは難しいですし、友だち同士での宣伝もまだまだ期待できません。

そのために当ブログでもスタンプのバナーを作成し、訪問して頂いたユーザーさんに常にPRしています。

ブログをお持ちでない方はTwitterアカウントを取得して宣伝するのもいいでしょう。

LINEストアの新着スタンプの上位に表示される時間は本当にわずかです。リリースされる量が多い場合は、いきなり2ページ以降に吹き飛びます。ですので新着スタンプに載ることへの過度の期待は禁物です。

その機会を逃すと自分自身で宣伝する以外、スタンプの存在を知ってもらうことはほぼないでしょう。

キーワードでの検索も多少はされるでしょうが、これも自分自身に置き換えてみると分かりますが、何ページも見ないですよね。せいぜい1~2ページでしょう。

同じカテゴリーに属するスタンプ数百、数千とあります。とてもじゃないですが、見てもらうことは難しいことが分かりますよね。

最後に

LINEスタンプを作ったのに全く売れない、時間の無駄だったと思われている方は、そのスタンプをどんな人が使ってくれるかを考えてみるとよいと思います。

考えが煮詰まったら「自分だったらこのスタンプにお金を払ってまで使うかな」と視点を置き換えてみるのもいいでしょう。

そうすることで、自分のスタンプがなぜ売れないのかを客観的に分析できると思います。

この記事が皆さんのスタンプ売上の向上に役立ちましたら幸いです。

ジムで使えるLINEスタンプです

ゆれる白いトリ

キノカッパ