「キーン」「ピー」「ジジジー」という不快な耳鳴りに悩まれている方も多いのではないでしょうか。
私も約10年近く、耳鳴りしながらの生活をしています。
その日の体調やストレスの具合によって耳鳴りは強くなったり、弱くなったりします。
耳鳴りの原因が脳や耳の病気の場合は、耳鼻科や脳外科での治療が必要になります。
ですが、そうでない一般的な耳鳴りであれば、生活習慣の改善で緩和することができます。
本記事では、様々な角度から耳鳴りを改善する方法をご紹介します。
耳鳴りの治し方
耳鳴りの原因は、以下の2つに分かれます。
- 精神的ストレス
- 耳や脳の病気
耳鳴りがしたときに耳鼻科へ検査に行くことで、ある程度は原因を特定することができます。
「ある程度」と書いたのは、耳鼻科へ行っても明確な原因が分からない場合が多いためです。
原因不明な場合は「精神的ストレスによる耳鳴りですね」と診断されることが多いのも事実です。

精神的ストレスの場合
精神的ストレスから耳鳴りが生じている場合、以下の対処方法があります。
- 生活習慣や食生活を改善する
- 薬やサプリメントの摂取する
耳鳴りの改善には、規則正しい生活を送ることや正しい食事バランスで摂取することが大事です。
不規則な生活でストレスを溜めたり、偏った食生活をしていると心身ともに疲労してきてしまい、耳鳴りやめまいが悪化することがあります。
耳鼻科で治療を受けると、ビタミン剤やミネラル剤、血流を改善する薬などが処方されます。これらを服用して体調を整えることが治療の第一歩です。
食事だけで栄養を補えない場合は、「蜂の子ロイヤル」などのサプリメントの摂取もおすすめです。
ストレス過多により精神的に不安定な状況であれば抗うつ剤なども処方されます。
抗うつ剤は耳鳴りを治す効果はありませんが、気持ちが落ち着くことで耳鳴りもそれほど気にならなくなるという効果が期待されます。

耳や脳の病気の場合
病院での検査で、耳や脳の病気が見つかった場合は、薬による治療や手術が必要になる場合があります。
私も「【体験談】MRI検査の気になること全部答えます!服装は?食事は?音はうるさい?検査前の心配ごとを解決!」で書きましたが、病気が原因の耳鳴りでした。
耳鳴りを引き起こす主な病気には以下のようなものがあります。
- 音響外傷(おんきょうがいしょう:大きな音により細胞が損傷し難聴になる)
- 耳垢寒栓(じこうそくせん:耳垢が外耳道をふさいでしまう病気)
- 聴神経腫瘍(ちょうしんけいしゅよう:脳腫瘍の一種)
- 脳梗塞(のうこうそく:脳内の血管が破れて出血)
いずれも自己診断では分かりません。耳鼻科や脳神経外科で外科で検査することで分かります。
生命の危機につながる病気の可能性もありますので、耳鳴りが気になる場合は一度、耳鼻科へ検査に行くようにしましょう。

ためしてガッテンで耳鳴りの特集
2015年3月4日に放送されたNHKのテレビ番組「ためしてガッテン」で耳鳴りの特集がされました。
番組では耳鳴り改善のポイントとして以下の2点が挙げられています。
- メカニズムの理解
- 静寂を避ける
実は耳鳴りは高齢者だけに表れる症状ではありません。
厚生労働省の「平成25年 国民生活基礎調査」によると、耳鳴りの有訴者率は30.3となっています。有訴者率とは人口千人あたりの症状を訴える人の割合のことです。
耳鳴りの症状は高齢者に多く見られるという印象があるかもしれませんが、年齢別の割合を見ると20代や30代でも起こりうることが分かります。
このような背景もあり、番組放送後からネット上にも多くの反響が寄せられていました。

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