「夏になると脇のニオイがキツくなる。ワキガなのかな…?」
夏になると汗が増えて脇のニオイが気になりやすくなり、自分がワキガではないかと心配になる人も多いのではないでしょうか。
結論から言いますと、ワキガは遺伝的な体質ですので夏だけワキガになるということはありません。
ただ、夏だけ脇のニオイがキツくなることは、誰にでも起こる可能性があります。
正しく脇汗のケアを行うことで、夏の暑い時期でも脇のニオイは抑えることができますよ。
ワキガと汗臭いは別モノ
「ワキガ」と「脇が汗臭い」というのは、ニオイの原因が違います。
ワキガの原因は遺伝的な体質によるもので、日常的に脇からツーンとした強いニオイが生じます。
体質ですから、急にワキガになるということはありません。
一方、脇が汗臭くなるのは脇汗を細菌が分解するためで、特に夏の暑い時期には誰にでも起こる症状です。
汗の量や成分、脇の状態によってニオイの強さもそれぞれです。
自分がワキガかどうか不安な場合は、ワキガ体質のセルフチェックをすると判断できます。
夏にニオイがキツくなる原因
夏になると脇のニオイがキツくなる原因は色々とあります。
- かく汗の量が増える
- Tシャツなど脇が開いた服を着る機会が増える
- 入浴はシャワーだけで済ませやすい
- 辛い料理を食べることが増える
- ビールなどアルコールを摂取することが増える
普段はニオイが気にならない人でも、これらのシチュエーションが重なると体臭がキツくなることがあります。
脇のニオイを抑える対処法
脇汗をかいたらすぐに拭き取る
夏になって脇汗をかく量が増えると、細菌が分解するニオイのもとも増えることになります。
脇汗を放置していると細菌によりどんどん分解されて、酸っぱいニオイやツーンとした嫌なニオイが生じます。
ですので、脇汗をかいたらすぐに拭き取るようにしましょう。
そうすれば、細菌に分解されるニオイのもとを減らすことができ、脇のニオイを抑えられます。
正しい脇汗の拭き取り方
脇汗はただ拭き取ればいいというわけではありません。
ニオイを抑えるには正しい拭き取り方をすることが大切です。

私はよく手元にあるハンカチで汗を拭いてるんだけど、ダメなのかしら?
乾燥したハンカチやタオルでゴシゴシと拭くと脇が刺激されて肌が乾燥します。
乾燥させるというのは一見よさそうに思えますが、実は逆効果なんです。
肌が乾燥すると、体は皮膚のうるおいを保とうとしてさらに汗を出そうとしますので、ニオイのもとが増えて悪循環になります。
脇汗を拭くときはデオドラントシートを利用することがベストです。
デオドラントシートには、殺菌や消臭はもちろんですが、保湿成分が入っているからです。
アルコール除菌シートを使うときの注意点
一般的なアルコール除菌シートには殺菌効果はありますが、消臭効果や保湿効果についてはデオドラントシートのほうが期待できるといえます。
デオドラントシートは、持ち運びできる小さいタイプがたくさん発売されていますので、いつでもケアできるようにカバンにひとつ入れておくとよいでしょう。
シャワーだけでなくお風呂に浸かる
夏の暑い日はシャワーだけ浴びてサッパリしたいという方も多いと思います。
ですが、お風呂に浸かることはワキガを抑えるのに効果的です。
お風呂に浸かることで体温が上がり、じんわりと汗をかきます。
お風呂で汗をかくと体の老廃物が体外へ流れ出るので毛穴や汗腺の状態もリセットされます。
毛穴や汗腺の状態をリセットしておくと、サラサラの汗をかきやすくなり、たんぱく質やアンモニアなどのニオイのもとが含まれることも少なくできます。
その後にシャワーを浴びておけば、老廃物は体に付着せず流れ落ちますのでニオイのもとにもなりません。
腕を上げて脇を丁寧に洗う
脇のニオイを抑えるためには脇の下を清潔にしておくことが大切です。
お風呂で脇を洗うときに脇を閉じたまま手を入れて洗う方もいますが、それでは十分に汚れを洗うことはできません。
脇を閉じていると肌がしわ状になり、そのまま洗っても汚れや細菌がしわの中に残ってしまいやすくなります。
しっかり丁寧に洗うには、腕を上げて脇を広げてからゆっくり丁寧に洗うようにしましょう。
アルコールや辛い料理は控えめにする
夏になるとビールを飲む機会が増えますよね。
汗をかいた後のビールは格別です。
ただ、ビールなどのアルコールや香辛料の効いた辛い料理は、汗を出す汗腺を刺激し、さらに強いニオイのもとにもなります。
体臭と食生活は密接に関係していますので、ワキガを抑える食べ物を意識的に食べることも効果的です。
ニオイを抑えることを意識するのであれば、アルコール摂取や辛い料理を食べるのは少し控えめにしてワキガを抑える食べ物を意識するとよいでしょう。
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