スポーツジムでは施設利用にあたって色々なルールが定められています。併設されているプールでもルールとしてきっちりと決められていることと、個人の判断に任されていることがあります。
個人の判断にまかされている部分を知っておかないと、周りの人に迷惑をかけてしまうかもしれません。「あの人は本当に迷惑だな」とマナー違反者のレッテルを貼られてしまうかもしれません。度が過ぎるとスタッフから注意を受けることもあります。
迷惑をかけられるのは誰でも嫌だと思いますが、他の人にも迷惑をかけてしまわないようにジムで水泳をするときに注意しておきたいルールをおさらいしておきましょう。
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各コースで決められた泳ぎ方をする
ジムのプールは、泳げるレベルでコースが分けられている場合がほとんどです。
どのように分けられているかはジムにもよりますが、
- 初心者コース、中級者コース、上級者コース
- 25mまで泳げる人と50m以上の遠泳ができる人
- 一方通行タイプと往復タイプ
など、色々なルールが存在します。
水中ウォーキング(歩く)専用のコースもよくありますので、間違えないようにしましょう。
「自分の泳ぐレベルがよく分からない」という場合は、各コースですでに泳いでいる人を見て判断するのもよいでしょう。
各コースのルールについては、プール内の案内板やコースごとに置かれている看板を見て確認します。
ルールを無視してふさわしくないコースで泳いでしまうと、会員同士でトラブルになったり、泳いでいる途中でぶつかって怪我をするリスクもあります。
「空いているからこのコースでいいや」と自由に泳ぐのではなく、どのコースがどう泳いでいいのかを確認して、自分に合ったコースで泳ぐようにしましょう。
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無茶な追い越しをしない
ジムのプールには色々な目的で来ている人がいます。早く泳ぐ練習をしたい人、長距離を時間をかけて泳ぎたい人など様々です。
プールのコースは原則として弱者優先です。自動車の交通ルールと同じです。ゆっくりな人を優先して泳ぐことがマナーです。
ただ、コース数には限りがありますので、混んでいる日は1コースに2人や3人など複数の人と一緒に泳ぐことになります。そのため、早く泳ぐ人とゆっくり泳ぐ人が一緒になることもあり、しばらくすれば早い人はゆっくりな人に追いついてきます。
そういったときは早い人が途中で方向転換して逆向きに進むのがマナーです。絶対にそうしなければいけないわけではありませんが、せっかく同じジムで頑張っているわけですから、お互いが気持ちよく快適に泳げるように尊重することが大事ですね。
コースが混んでいる時はバタフライを控える
ジムで泳いでいる人の大半はクロール、平泳ぎ、背泳ぎです。バタフライをしている人はたまにみかけるぐらいです。
泳ぎ方は個人の自由ですのでどれが良くてどれが悪いというのはないのですが、周りへの配慮は必要です。一番、周りで泳いでいる人に影響があるのがバタフライなんですね。
コースに自分しかいないときは存分にバタフライを練習されていいと思うのですが、折り返し泳ぐタイプのコースでは前方から人が泳いできていないかを確認しておきましょう。泳いでいる途中でバタフライの人が向かってきたら避けようがないですからね。
関連記事:ジムのプールでバタフライは迷惑?コース毎に泳ぎ方は決まってるの?
海パンやビキニで泳がない
スポーツジムのプールでは、競泳水着かフィットネス水着を着用しましょう。海パンやビキニは遊泳用の水着ですので、真剣に泳ぐには水の抵抗も大きく不向きです。
また、体にフィットしていないデザインが多いので、コース内で他の人とすれ違う場合に、生地が広がって邪魔になったり、引っかかったりして自分も相手もケガをする可能性もあります。
スポーツジムで泳ぐ場合には、体にフィットした競泳水着かフィットネス水着を準備しましょう。
水泳キャップは必ずかぶる
ジムのプールはテーマパークで遊ぶのとは異なりますので水泳キャップをかぶることを義務付けられているジムがほとんどです。抜けた髪の毛が浮いているようなプールは清潔ではありませんので泳いでいても気持ち悪いですし、何より水質維持のために必要です。
万が一、水泳キャップを持ってくるのを忘れた場合、貸し出しをしてくれるジムであればいいのですが、そういったレンタル制度がない場合はジムまで来ているのに泳ぐことができませんので、持ち物を用意をしているときにしっかりと確認しておきましょう。
使ったビート板やプルブイは元に戻す
ジムのプールでは、ビート板やプルブイ(浮き具)が用意されており、自由に利用することができます。
泳いでいる最中に利用しなくなった場合は、プールサイドに一時的に置いておくのは問題ないのですが、泳ぎ終わってプールから上がるときには、自分が使ったビート板やプルブイは元の場所に戻しましょう。
「片付けるなんて、そんなの当たり前でしょ」と思われる方がほとんどだと思いますが、実は使ったまま放置して帰ってしまう人が結構います。
プールサイドを歩く際に邪魔になりますし、次に利用する方に迷惑がかかりますので、元の場所に戻すことを心がけてください。
シップや絆創膏を貼って泳がない
傷口があったり、炎症を和らげる目的でシップや絆創膏を貼っていることもあると思います。ただ、水の中でははがれやすくなり、泳いでいる間にプールの中へ落ちる可能性が高いです。
実際、プールには絆創膏や何かよく分からないゴミが底に沈んでいることがよくあります。そういったゴミは見ていて気分がよいものではありませんし、水面に浮遊していると呼吸の際に口に入ったりと衛生的にもよくありません。
プールに入る前にはがしておくか、ネットなどで患部を覆い、水中ではがれないように考慮しましょう。傷口があるときは、プールに入るのを控えておくほうがいいですね。
飛び込まない
まず見かけることはありませんが、ほとんどのジムは飛び込みは禁止です。競泳のために練習したいと思っていても他の会員さんが一緒に泳いでいる以上、事故につながる可能性がありますので飛び込みは止めましょう。飛び込みの練習が必要な人はスポーツジムではなく、専門のスイミングスクールに通ってくださいね。
こそっと飛び込んでも、その瞬間に係員が飛んできて厳重注意されると思います(笑)
プールの壁際でかたまってしゃべらない
友人や知人と一緒に泳いでいる人に多いのですが、水中の壁にもたれかかって長々としゃべっている人がいます。泳ぎ方のアドバイスなどをしているだけならまだマシですが、明らかに世間話をしている人が多いのも事実です。ターンのときに壁にタッチするスペースがなくて困ります。
真剣に泳いでいる人からするとめちゃくちゃ邪魔です。しゃべるなとは言いません。友人と来ているのであればおしゃべりもしたくなるでしょう。そんな時はプールサイドでおしゃべりを楽しんでください。
とにかく泳いでいる人の邪魔はしてはいけません。
眼鏡や貴金属を付けたまま泳がない
眼鏡をかけたまま泳ぐ人はさすがにいないと思いますが、ネックレスやピアスなどをしたままプールに入るのはよくありません。気付かないうちに落としてしまった場合、誰かが裸足で踏んでしまうと怪我をする恐れがあります。
水中に落とすと無くす原因にもなりますし、プールの中までオシャレをしておくメリットは何もありません。安全に泳げる環境を維持するためにも貴金属は外してからプールに入りましょう。
化粧は必ず落とす
女性の方は「すっぴんでプールに行くのはちょっと…」と思われるかもしれません。学校や仕事帰りにジムに寄る場合は化粧をされていて当然ですが、プールに入る前にはしっかりと化粧を落とすようにしましょう。
自分の身に置き換えた場合、やはり化粧の混じったプールに入るのは嫌ですよね。水が濁ることはないと思いますが、近くで泳いでいる人が化粧したままだとなんとなく水を汚されていると思ってしまいませんか。
みんなが気持ちよく利用できるように気配りするのもマナーですので、プールに入る前にはきっちりと化粧を落としましょう。
きつい香水を付けてこない
屋内プールはエアコンが入っているため空気がこもりやすく、匂いがしばらく残っています。呼吸をするときにきつい香水の匂いをかぐとエライことになりますよね(苦笑)
プールに通うと決めている日はあまりきつい香水は付けてこないようにしましょう。
関連記事:スポーツジムに香水つけて来る必要ある?
更衣室に戻る前に体をよく拭く
プールでの運動を終えたら、プールサイドでしっかりと体を拭いてから更衣室に戻るようにしましょう。
髪の毛がビシャビシャのまま、足の裏が水でベタベタ、という状態で更衣室に戻ってしまうと、更衣室の床が水で濡れてしまい滑りやすくなり、他の会員さんの迷惑になります。また、他人が濡らした床を素足でベチャっと踏むと誰でも不快ですよね。
プールにタオルを持ち込むのを忘れてしまった場合は、スタッフさんに頼んでレンタルのタオルがないか、濡れた床を拭くための雑巾があるか、など聞いてみましょう。
関連記事:スポーツジムのサウナで嫌われる行動とは?マナーを守って利用しよう
最後に
ジムに入会したときにマシーンの使い方やスタジオの使い方はスタッフが説明してくれることが多いと思いますが、プール内のルールは意外と細かくは教えてもらえないと思います。
コースごとのルールの違いが分からない場合はなんとなくで始めてしまうのではなく、最初にスタッフに確認しておき、トラブルや事故を起こさないように注意しましょう。
決められたルール以外にも常識的にはそうするべきということがありますので、自分でもよく考え、周りの人に迷惑をかけないように心がけましょう。みんながルールを守れば快適な時間を過ごせますからね。

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