世の中にはたくさんのマジックがあります。学生の頃、コインやトランプ、ハンカチなどを使って楽しまれた方も多いでしょう。
新年会や忘年会、余興、飲み会などでマジックを見せたいと思っても、トランプやコインなどの小物が必要だったり、最初にタネを仕掛けるマジックだとせっかくの場の雰囲気が変わってしまうことがありますよね。
ササッとできて、しかもビックリさせたい。
今回はそんな希望に応えられる道具を一切使わない心理トリックをご紹介します。ほぼ100%の確率で成功し、かなり驚かれます。
キース・バリーのブレインマジック
では、まずは動画を一度ご覧になってみてください。いくつかの心理トリックが動画中に紹介されていますが、今回のテーマと一致しているのは冒頭 0:35 から始まる自分の「手」を使った心理トリックです。掴みのような短いシーンですが、内容はおもしろいと思います。
それ以降、本編のトリックは本格的なトリックばかりですので素人では習得するのは難しいでしょう。(私も含め)お時間に余裕のある方は心理トリックの世界をゆっくり楽しんでみてください。
あなたは騙された?見破れた?
いかがでしたでしょうか?
あなたは騙されましたか?それとも、見事に見破れましたか?
実は、純粋の彼(キース・バリー)の手順通りに行えばダマされて当然なんです。逆に初回からダマされない方は素晴らしい能力をお持ちかもしれません(笑)このトリックのポイントは「やられたなぁ」と思ってから「あ、そういうことか!」とすぐに答えが思いつけるかどうかなんですね。
トリックの解説
では、動画の冒頭にある「手と腕を使った心理トリック」について、カラクリが分からずモヤモヤしている方に解説します。
このトリックは発想の転換を行うことで解決しやすくなります。動画の通りに同じ動作をすると答えが分かりにくいので、動画とは逆の手順を踏んでいきます。つまり、「最後→始まり」の順に腕を戻していきます。
その手順は以下の通りです。
- 最後の手の形をつくる(指を絡めて前に突き出した状態)
- その状態から右手を上にしながら腕を反時計回りに180度回転させる。
このようにすると、最後のひっくり返す直前の状態になりますよね。
つまり、人間はこの状態でないと関節がありますのでどうやっても腕をひっくり返すことはできません。動画の中で騙された方は彼の一瞬の行動のスキを見逃しているのです。
ということで、まとめ
最終的に上記の 2. の腕の状態になるようにしておけば物理的に腕はひっくり返るのです。それをどこでどのようにやっていたのかは、動画を何回か見直してもらえれば気付くと思います。
おまけで言いますと、必ず1回どこかで腕を組み替えなければこのような動きはできないわけです。答えが分からない方は彼の腕がいつ離れて、どのように組み直したかを注意して見ておくと良いと思います。
事前に道具を準備する必要もありませんので、何かのときに試してみられるとおもしろいと思いますよ。

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