レンタルサーバーを契約するときの判断材料に電話サポートの有無があります。
ビジネス向けのレンタルサーバーではほとんどが電話サポートに対応しています。電話サポートを提供する場合は、オペレーターや設備を維持するコストが発生しますので、必然的に料金プランも少し高めになります。
個人向けのレンタルサーバーでも電話サポートに対応している会社はたくさんあります。格安プランではメールやチャットのみという場合もあります。
今回は、どのような場合に電話サポートがあったほうがよいのかをご紹介していきます。
個人向けでは電話サポートは必要ない?
個人でレンタルサーバーを契約される場合、電話サポートはあまり必要ないと思います。
それには理由があります。まず、どのレンタルサーバーでも一般的な質問については、よくあるご質問(FAQ)というコンテンツがありますので、そこを見ると大体の疑問は解決します。特に契約関連やメール関連は、どのユーザーから頻繁に問い合わせをもらいますので、分かりやすく解説しているページを設置しています。
また、一般的な質問を電話で聞いた場合、Web上のよくあるご質問ページのURLを教えてもらって、そこを見ながら自力で解決することが多いです。つまり、書いてあるページを探すところまでを電話でお手伝いしてもらうイメージです。電話で一から十まで手取り足取りサポートしてもらうわけではありません。
ですので、ある程度ネットで検索することに慣れている方であれば、大きなトラブルが発生しない限りは電話サポートを使う機会は少ないでしょう。
では一般的な質問ではなく、技術的な質問はどうでしょうか。
個人的な意見ではありますが、私は技術的な質問は電話ではしません。なぜならば状況を正しく伝えることに時間がかかりますし、回答を文章(メール)で残しておきたいという思いもあります。
また、電話サポートの方も100%回答してくれるわけではありません。専門的なテーマになると別の担当者からの折り返しの電話(またはメール)をもらうことになります。
こういった理由から、電話サポートよりもWeb上のマニュアルが充実しているレンタルサーバーがおすすめです。
電話サポートを使うシチュエーションは?
私はITベンダーとして10年近くクライアントのためのレンタルサーバーを運用代行してきました。ビジネス利用ではよく電話サポートを使っていました。
契約手続きなどはWeb上のよくあるご質問で解決できますので問い合わせはしません。電話サポートを使うのはサーバートラブルが発生したときです。もちろん発生しないに越したことはありませんが、サーバートラブルが発生したときは役に立ちます。
サーバートラブルは契約者側は何もすることができません。すべてレンタルサーバー側の対応や状況報告を見ることしかできません。個人の場合はひたすら自分が我慢すればなんとかなりますが、ビジネスの場合、迷惑をかける範囲が違います。また、売上に関わることもありますので、のんびりと待っているだけということはできません。
刻一刻の進捗を確認する必要があるため、電話サポートでリアルタイムの対応状況を把握することに電話サポートは役立ちます。
まとめ
ビジネス利用の場合、サーバートラブルが発生すると自社のみでなくお客様や取引先にも大きな迷惑をかけることになります。ホームページが閲覧できないと世間からの信用低下にもつながります。
ですので、トラブルを解決するためには一分一秒も無駄にはできません。メール問い合わせのように返事が翌日や翌々日では遅いわけです。
ビジネス利用の場合にはサーバートラブルに備えて、電話サポート対応のプランをおすすめします。
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