YDNとGDNが掲載されるサイトを知っておこう

WEB / IT

YDNとGDNではディスプレイ広告の提携先が異なります。今回は広告インプレッション数(表示回数)の多いサイトを中心にピックアップしました。

これからディスプレイ広告(YDN/GDN)を始める方、運用を始めて間もない方は下記の運用マニュアルもぜひ合わせてご覧ください。現場で使えるディスプレイ広告の運用ノウハウをまとめています。

ディスプレイ広告の運用マニュアル

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YDNの提携サイト

YDNの広告インプレッション数が圧倒的に多いのは、各種Yahooサービスのサイトです。YahooニュースやYahoo知恵袋など、ドメインが「~.yahoo.co.jp」のサイトです。

下記の一覧にあるサイト名の下の数字はYahooが公表しているPCでのインプレッション数です。このインプレッション数はYahooが独自に集計した参考値のため、サイトの規模を具体的に判断するものではありません。掲載回数が多いか少ないかを判断するための値だと理解しておいてください。

Yahooニュース
(100億)
Yahooメール
(50億)
Yahooファイナンス
(33億)
Yahoo天気・災害
(22億)
Yahoo知恵袋
(20億)
ヤフオク
(12億)
スポーツナビ
(9.5億)
テキストリーム
(8億)
Yahooブログ
(7.7億)
Yahoo映像
(7億)
無料動画GYAO!
(4.9億)
Yahoo地図
(4.8億)

さらに2015年5月より、Yahoo!スマホサイトのTOPページにもインフィード広告が配信されるようになりました。
※Yahoo!PCサイトのTOPページには配信されません

これら以外にもYDN掲載サイトは下記のように多数あります。

ピクシブ
(10億)
アメブロ
(4.3億)
ニコニコ動画
(3.9億)
クックパッド
(2.9億)
毎日新聞
(0.83億)
OKWave
(0.73億)
エキサイト
(0.72億)
Infoseekニュース
(0.7億)
So-net
(0.47億)
日経トレンディ
(0.2億)
はてなダイアリー
(0.064億)
朝日新聞
(0.028億)

広告の掲載回数はそれぞれの提携サイトのPVにより大きく異なります。以下のグラフをご覧頂くと分かると思いますが、YDNはYahoo関連サイトが大きな割合を占めていることが分かります。

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YDNのすべての掲載サイトを確認されたい方は公式サイトに一覧が紹介されていますのでご覧ください。

広告掲載サイト – Yahooプロモーション広告 公式ヘルプ

 

GDNの提携サイト

GDNは自社サービスではなく、一般のポータルサイトやブログと連携している特徴があります。

下記の一覧にあるサイト名の下の数字はGoogleが公表している1週間あたりの表示回数です。PC/スマホの定義は特にされていません。また、YDNと集計単位も異なりますのでこちらもGDNにおいて表示回数が多いか少ないかの判断に留めておかれるほうがよいでしょう。

YouTube
(20~25億)
アメブロ
(5~10億)
ライブドアブログ
(5~10億)
BIGLOBE
(1~1.5億)
価格コム
(3.5~4億)
mixi
(5~10億)
goo
(5~10億)
pixiv
(5~10億)
食べログ
(5~10億)

こちらもすべての提携先をチェックされたい方はGoogle公式サイトをご覧ください。

パートナーサイト – Googleディスプレイネットワーク 公式ヘルプ

上記のWebサイト以外にも、GDNの場合はアプリへ配信設定していると、スマホアプリ画面上にも配信されます。

【関連記事】モバイルアプリへの広告配信を除外する方法

また、提携サイトではなくてもGoogleアドセンスが貼られているサイトにはGDNは配信されますので、個人/企業を問わず幅広いサイトに掲載されます。

実際の広告表示を確認するには

リスティング広告では設定キーワードで検索をすると実際の結果をチェックできますが、ディスプレイ広告はその性質からいつでもというわけにはいきません。ディスプレイ広告は一般のユーザーと同じようにWebサイトを色々と見ている間に自然に広告が表示されるのを待ちましょう。

その際、何の根拠もなしに待つよりは表示されやすいチェック方法がありますのでご紹介します。

【関連記事】ディスプレイ広告の画像サイズについて

1. インプレッション数が多いサイトでチェック

広告のインプレッション数が多いサイトは早めに確認できる傾向があります。YDNをチェックする場合はYahoo関連サイト(Yahooニュースやヤフオクなど)、GDNをチェックする場合は、アメブロ、ココログなどのブログサイトが表示されやすいでしょう。

2. 午前中にチェック

一日のうち早い時間帯がおすすめです。配信方法を「早い時間に集中」としている場合は午前中に表示が偏りますし、「均等に表示」としている場合でも、午前中にクリック数が偏って発生すると夕方や夜は調整がかかって表示回数が少なくなる可能性があります。早い時間にチェックするほうが表示される確率は高いでしょう。

3. ターゲットリストに入っておく

ターゲティングをして配信している場合は自分自身もターゲットになっておく必要があります。

【関連記事】リマーケティング広告とは

  • ターゲットサイトを閲覧しておく
  • ターゲットキーワードで検索しておく
  • カテゴリに関連しそうなページやブログを閲覧しておく

などの行動を事前に行っておき、自分自身も配信対象に入っておきましょう。

YDNとGDNのどちらが表示されている?

「この広告はYDNとGDNのどちらが表示されているだろう」と思われたことはありませんか?イメージ広告の右上の「i」マークにマウスカーソルを合わせると以下のようなメッセージが表示されますので、YDNかGDNかの判断ができます。

  • Ads by Google  → GDN
  • AdChoices → GDN
  • Ads by Yahoo! JAPAN → YDN
  • Ads by MicroAd → マイクロアド

ページ内に同じ広告が表示される場合

YDNやGDNはページ内に同じ広告が掲載されることがあります。広告主がYDNとGDNの両方を配信していて、提携サイトにそれぞれの枠があればどちらにも表示されるためです。

下記の例ですと、同じ広告主で7個も表示されていますね。

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複数の広告枠に表示されるメリットとしては下記が挙げられます。

  • サイト内の広告エリアの占有率が高まる
  • 広告の露出が上がるのでクリックされる可能性が高まる

その一方で、クリックされない広告が少なからず発生するため、それらの品質は下がってしまうという状況も裏側では起こっていると知っておきましょう。一長一短ですね。

イメージ広告とテキスト広告の平均クリック単価の違い

ディスプレイネットワーク広告を配信する際、イメージ広告とテキスト広告を同じ広告グループ内に設定した場合、どちらが平均クリック単価が高くなるでしょうか?

単純に「イメージ広告が高い」「テキストが高い」ということはなく、私の経験からすると画像広告のほうが高くなる傾向があると思います。テキスト広告のほうが「クリック率」も高くなる傾向があり、品質も良いと判断され結果的にクリック単価が安く落ちているのかもしれません。

過去に運用しているときに、Yahooでは2倍程度、Googleでも1.3倍ほどのクリック単価の開きがあったこともあります。逆にイメージ広告のクリック率が高く配信できている場合は、この法則は崩れるかもしれません。

ただ、イメージ広告はユーザーの目に触れるPRという面では非常に効果的ですが、どうしても無意識のうちにユーザーは広告をスルーする傾向がありますので、クリック率を高めるにはそれなりの工夫が必要です。
訴求内容はきっちりと伝えながら、かつ、広告っぽさを出さないデザインということになります。

たまに大胆な訴求方法のイメージ広告を見かけますが、ブランディング上、あまり奇抜な訴求方法ができない場合は、自分自身がクリックしてしまう広告がどんな訴求方法だったかなどを思い出してデザインされると良いかもしれませんね。

最後に

本記事ではYDNとGDNの掲載サイトに関する情報をまとめました。

【関連記事】YDNとGDNの違いとは?

提携サイトについては全てを覚えておくのは大変ですので、有名サイトとそれぞれの広告サービスの特性を知っておくと大体の傾向は掴んでいただけると思います。実際に配信されたサイトはレポートでチェックすることができますので、それらも活用するとより詳細に把握できます。

ご参考になりましたら幸いです。

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